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[sideB] 見たことない振り付けを通して脳の可塑性を考える。

自分の文化にない動きを覚えるのって、脳のあらゆる場所を使っているのかもしれない。もちろん、最初は思うように動けないんだけど、続けてると動けたりする。脳の仮想性ってすごいねぇ! ・・・と思った話、です。

昨夜「タンジュ先生のzoomフィットネス教室」初回受けてみました。日曜日の夜19時です。先生はドイツ在住で、時差8時間=向こうは日曜朝11時です。ジャンル的には、ラテンダンス、ズンバ系の「ダンスフィットネス」です。先生のことは、去年(2020)の外出自粛のころ、YouTubeで見つけました。こちらの動画とかです。

国内にも、それこそ長野にだってフィットネス教室はたくさんあります。コロナ禍で、オンラインで教えてる日本の先生も増えました。それなのに何故、わざわざドイツの先生なのか?というと。

理由はふたつあります。
まず最初の理由は、振り付けがきれいだったから。前回、2020年の外出自粛あたりから、それこそ世界中のフィットネス動画を見て「毎日でも楽しく見れて、良い感じに運動できる先生いないかなー?」って探しました。(こういう時にも、検索技術が地味に活躍します)。

そしてふたつ目の理由は「脳のはたらき×比較文化」です。「経験のない動きを増やすと、運動野・体性感覚野にフィードバックされて神経が繋がる、というか、動き全般がスムーズになるんじゃないかな?あと『え?その動き、一体どうなってるの?』って考える事自体、脳全体にも良さそう。」って思ったんです。

脳のはたらき:運動野と体性感覚野

みなさんが「脳」の存在を意識するのはどんな時ですか?私が意識するのは、集中して仕事をした日です。調査の仕事でキーワード決定にすごーーく悩んだり、公報を読みまくった日の夕方などに「うう~、頭を使った!!!」と思います。
でも「脳」を使うこと=考える、だけではないのですよね。たとえば調査の仕事で考えているのは、ざっくりだけど「視覚野の情報に基づいて、前頭葉で考えてる」のだと思われます。

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上記図の出所はこちらです。こちらのページにはもうひとつ

「ペンフィールドのマップ」も載ってます。「脳のホムンクルス」とも言われるものですね。運動野と体性感覚野は、こちらもザックリで言うと「顔・手・足」の動きに多く割り当てられている、とされています。

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踊りと比較文化

そしてここから「踊りと比較文化」の話をするために、いくつか動画を貼ります。自分なりにですが「踊りの文化」の違いが出てるなー!って思うものです。「自分はこれ、参加できるかな?」って目線で見ると、ちょっと面白いかもしれません。
まずはタンジュ先生。

先生はトルコ出身らしいので、トルコの伝統的な踊りの動画も貼ってみます。

結婚披露宴か何かのパーティーで、お客さん達がみんなで踊ってる様子だと思われます。楽しそうですねー!いきなり参加すると脚がもつれそうですけども・・・

比較用に、日本のワークアウト動画。動きが大きめのものを選びました。息は上がりそうだけど、1曲だけなら参加できそう・・・じゃないですか?

比較用で、日本の阿波おどりと

YOSAKOIソーランも!

ものすごいザックリですが、
YOSAKOIソーランと鬼滅は「左右の大きい動き」に注目すると、5つの動画の中では動き方の系統が似ているように思います。
それではここから、比較文化の話。

日本語には「踊り手」という表現がありますよね。踊りを披露する人、ダンサーは踊り手です。

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