[ChatGPT]「調査研修の題材」を尋ねるプロンプト
こんにちは!特許調査の仕事をしてます、酒井といいます。
今日は先日の記事に続き「仕事でよく使っている生成AIプロンプト」について書きます。
私、調査系の研修や大学講義の機会も頂いています。
講義資料を作るとき、結構悩むのが「検索例(題材)」なんです・・・
はじめに結論!使っているプロンプトです
ChatGPTが出力した 例題(案)
例題を3つ示してくれました!
※下記の「目次」で適宜ジャンプしてください✨
ChatGPTの出力 | 例題1: スマートウォーターボトル
背景: 健康志向の高まりや環境保護の観点から、リユーザブルなウォーターボトルが注目されています。特に、スマートウォーターボトルは、水分補給の習慣をサポートするために開発され、適切なタイミングでの飲水を促進する機能を備えています。これにより、学生や若者の間で人気を集めています。
例題としてのポイント:
身近さ: ウォーターボトルは誰もが使ったことがあるアイテムであり、理解しやすい。
技術要素: スマートウォーターボトルにはセンサーやアプリ連携機能があり、技術的な理解を深めることができる。
トレンド性: 健康意識の高まりに伴い、若者の間でも人気がある。特に、フィットネスや健康管理に関心のある学生にとって魅力的なテーマ。
実際の商品例:
HidrateSpark 3
Thermos Smart Lid
Hydration Nation Smart Water Bottle
ChatGPTの出力 | 例題2: スマートペン
背景: スマートペンは、紙に書いた内容をデジタルデータとして保存し、簡単にシェアしたり編集したりすることができるデバイスです。学生にとって、講義ノートのデジタル化やメモの管理が簡単になるため、勉強の効率化に役立ちます。
例題としてのポイント:
身近さ: ペンは日常的に使われる文房具であり、親しみやすい。
技術要素: デジタル化技術やBluetooth連携など、技術的な理解を深める要素がある。
トレンド性: デジタルノートやオンライン学習の普及により、スマートペンへの関心が高まっている。
実際の商品例:
Moleskine Pen+
Neo Smartpen N2
Livescribe Echo Smartpen
ChatGPTの出力 | 例題3: スマートランチボックス
背景: 食生活の健康管理やエコロジーへの意識から、スマートランチボックスが注目されています。温度を調節できる機能や、食事の栄養情報を管理できるアプリ連携があり、忙しい学生でも健康的な食事を摂ることができます。
例題としてのポイント:
身近さ: ランチボックスは多くの学生が日常的に使用するもの。
技術要素: 温度管理機能やアプリ連携の技術的な側面が学べる。
トレンド性: 健康志向と利便性を両立するスマートランチボックスは、現代の学生にとって非常に魅力的。
実際の商品例:
Prepd Pack
Fōtera Smart Lunchbox
LunchEaze
研修の題材(検索例)はなぜ必要?
調査の研修は具体的な例題があった方がわかりやすい、といいますか、
もし例題がないと「データベースの理論」と「特許情報とは?」の講義みたいになってしまいます。
「ブーリアン検索とは」とか「同義語・類義語とは」「特許分類の階層構造とは」などを、例題ナシでひたすら聴かされる講座・・・辛そうですね!私は想像しただけで眠くなりました(苦笑)
でも、もしも同じ「同義語・類義語」の説明だったとしても
「例題」が加わるだけで、格段にイメージしやすくなりますよね
自分が例題設定で考慮している点
これは、冒頭のプロンプトにも含めてあるのですが
を意識して作っています。
プロンプト例だと「大学の講義」としていますが
具体的には
「理学部・工学部の共通科目『知財』で検索について説明する。
みなさん、理系の学生さんではあるけれど、
機械、計算機、化学・・・ と、専攻はバラバラ。
だったら「全員がイメージしやすい物」で例題を作ろう!
という方向性で考えます。
また、講義の目的の中では
「特許検索に触れて、印象を残してもらう」とか「できれば就職活動にも活かしてもらう」といった目的が多いです。
そのため「印象に残る、キャッチーな題材」「真似して検索する時、再現しやすいもの」も心がけています。
社会人向けだと、データベースのベンダー様や、発明推進協会の講座などで扱う検索例はこちらのパターンで作っています。
一方、企業研修をお引き受けするケースだと
その企業の製品群の中で
・一番有名、最も売上高が高いもの とか
・研究所のテーマの中から選ぶ などが多いです。
ご担当の方から、ある程度「この領域」とご指定頂く事もあります。
講義の目的は「業務で役立てて頂く事」なので
検索の難易度は高くても構わなくて・・・
と、いいますか
業界・業種によって「特許調査がやりにくいケース」というのが
確かにあります。そのような場合「その会社のみなさんは、常に検索に苦しめられがち」になってしまうので、むしろ「この技術分野で発生しがちな失敗あるある」のような例題を作ります。
そこまで検索しにくい技術分野ではなくても「◯◯分野の調査のコツ」的なテキストの方が、業務で役立てて頂ける確率が高いですよね。
まとめますと
・企業研修では 企業様の製品/開発内容から例題を作る事が多く
・大学講義、ベンダー様主催の講座は「わかりやすい例題」を優先してます
例題探しに迷うのは、後者の「みんなにわかりやすい」方です。
この記事では
「みんなにわかりやすい例題」を考えてもらって
商品名もセットで教えてもらうプロンプト を紹介しました。
それでは!
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