エアコンの送風口 夢日記2023.10.25
公共施設のビル。
その中にいくつかある「小ホール」のひとつに、アイドルのコンサートを見に来た。といって、僕は彼女のファンではなく、名前も初めて知ったほどなのだが。
室内に、高さ10センチくらいのステージ。椅子が無いのは、設営前なのか、オールスタンディングなのか。どちらにせよ、観覧スペース自体さほど広くもないので、観客数は少なそうだ。知名度の低いアイドルなんだろう。
太ったお兄さんが話しかけてきた。体重は120キロくらいありそうな巨体で、〇〇中学と校名が入っていそうな煮しめたような濃さの緑色に2本ラインのジャージを、上下揃いで着ている。
彼は、これ押さえててくれないか、とキャスター付きのテーブルを転がしてきた。いかにもファン歴が長そうなオーラに気圧されて、即承諾。
天井にあるエアコンの送風口の真下で、彼がテーブルに上がる。ひっくり返りそうになるのを、全力で押さえつける。
彼は順番に全部の送風口を、拭き掃除した。
アイドルのコンサートだから、きっと、いわゆるオタ芸というやつを、彼もするのだろう。巨体で激しく動けば、かなり暑くなるだろう。冷房、大事だよな、と思った。
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