下宿 夢日記2023.6.7

 自宅。
 古い日本家屋。部屋がたくさんあり、廊下が曲がりくねっている。家族以外の人も住んでいるので、下宿屋か何かを営んでいるらしい。
 住人のひとりに、プロレスラーがいた。足の負傷で欠場中だが、もうすぐ復帰する予定だとか。
 彼が中庭で何かを燃やしていた。大きさも見た目も、うちの近所のケーキ屋で持ち帰るとき袋に入れてくれる保冷剤と同じようなものだった。何かと尋ねると、花のタネを飛ばすものだという。庭の真ん中で、タネと燃焼剤が入ったパックに火を付けると、タネが燃焼で発生した上昇気流に乗って飛んでいき、ほどよい間隔で地面にまかれる仕掛けなんだとか。
 欠場中、負傷のせいでトレーニングもできなかった期間に、暇に飽かせて自分で開発したのだというから、意外な才能というか、プロレスと全く関係ないのが何とも。
 家が複雑な形状なので、中庭がもうひとつある。そちらでは、幼児が遊んでいる。この子は母親が入院中で、父親も仕事が忙しいので、うちの下宿なら食事も付くし、僕の祖母が面倒を見られるからと、預かっているのだった。
 中庭には、父親もいた。毎日、母親の入院先の病院と、うちにも必ず顔を出している。
 隣の家の犬も遊びに来ていた。

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