柱状節理 夢日記2024.3.23
京都へ旅行。
勤め先の先輩と、先輩の友人と、三人で札幌から移動、旅館では僕がひとり部屋、先輩たちが別の部屋と別れて泊まった。
翌朝、集合場所に先輩だけが来た。連れの人は急病で搬送されたという。
先に京都入りしていた職場の人たちと合流して、どこかの寺院へ観光に。
このお寺、お参りするのに一苦労、いや、死者すら出かねない難所を越えなければならなかった。急な登りの参道は、やがて1メートル大の岩が雑に積まれた崖のようになる。もはや登山を通り越して、クライミングだ。しかも岩が崩れやすいとくる。
絶壁に張り付くように登りきったら、そこに寺があるのかと思いきや、一旦、下るのだ。前を向いては下りられない。岩山のこちら側は柱状節理の集合体だった。
六角形の柱にしがみついて、少しずつずり下りていこうとしたら、石柱が岩壁からはがれた。どうしようかと思いながらも、どうしようもない。抱き付いたままでいるしかない。
はがれた石柱を抱いたまま地面に落ちるのかと覚悟したが、まるで、さけるチーズのように、石の柱がやわらかく弾力のある材質に変化して、僕の体の重みでぐにゅ~んとゆっくり曲がっていく。
僕は石柱の先端にしがみついた格好のまま、柱が反り返るにまかせて絶壁の下の地面に、逆さまになって到着した。
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