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UXデザイナー関連の資格を全て(?)受けてみた

はじめに

最初に、私は資格を取ることがそんなに重要だと思っていません。それなのに、なぜ資格を片っ端から受けたのか?というと、会社にデザイン文化を浸透させる上で把握しておく必要があると思ったからです。資格に対する目的は下記のように多様だと思います。どれが悪い・正しいというわけではなく、どれであっても体系的に学び実践できれば問題ないと思っています。

  • 資格を取ることをモチベーションにしたい(モチベーションにさせたい)

  • 独学では体系的に学べないため資格で体系的に学びたい

  • 独学で学んだ結果や自分の知識の抜け漏れをチェックしたい

  • デザイナーとしての信用を得たい、証明したい

受験済みのものと途中のもの、今後受けたいものも全てを目次に載せますが、未受験のものは受験してから詳細を書くため、空欄です。

UXデザイン/デザイン思考/サービスデザイン全体

1. HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリスト/専門家【合格】

国内でUXデザインの各プロセスを知っていて、状況に応じて工夫して実践できることを証明する資格はコレのみです。実務経験が○年以上という参考値はありますが、各プロセスを複数案件でリードして実践したことがあれば問題ないので、初心者のうちから振り返りとして情報を貯めていった方が後々困らないです。私は5年以上の実務経験が必要な人間中心設計専門家を3年くらいで受験しました。本来は1,2ヶ月前から準備するべきものを2日前くらいに焦って書き始めましたが、中身がしっかりしていれば受かります。ある程度、各プロセスについての知識を複数の本などで得て、それを元に工夫しながら複数回実践することを繰り返せば受かります。

2. UX検定™基礎(HCD検認定)【合格】

最近始まったもので、まだ第1回しか開催されていません。オンラインで受験でき、UXデザインの全般的な基礎知識を持っていることだけを証明できます。初心者で独学で勉強した人は自分の知識の抜け漏れをチェックする意味で受験してみると良いと思います。基本的には出題範囲の各単語を理解していれば受かります。あとはUXインテリジェンス協会に対する理解、ファシリテートするときのコツなども出題されます。

3. デザイン思考テスト【判定 悪い状態】

テスト自体の信頼性を測るために受けました。創造セッションと評価セッションがあり、それぞれ30分オンラインで実施します。
創造セッションでは、Who,Where,Whenを選択肢(例:会社の近くに住んでいる人がオフィスで雑談をしたいとき)から選んで、Why(ニーズ)を状況から推測して文章で書き、Whatを選択肢(例:データを可視化する技術を使って)から選んで具体的なアイディアを文章で書くという流れでアイディアを出します。選択肢を組み合わせても文章に違和感が残ったり、イメージしづらいものになったりします。Who,Where,When=WhyやWhat=アイディアとそのままになりがちなので、しっかり考えた方が良いです。1つ以上のアイディアを出すのがノルマですが、結果を見る限り、沢山のアイディアを出して質のムラを防いだ方が良さそうです。私は回答するのは1アイディアだけだと誤解していたため、最初のアイディアはしっかり考えたのですが、時間ギリギリに2つのアイディアを追加したので、、成績悪かったです。
評価セッションでは、40のアイディアを評価します。各アイディアに対して4つの評価を行い、読んで理解して評価するのに時間が足りないので、一貫性ある正しい評価をできているのか心配が残ります。私は評価の方が成績が良かったです。

4. グーグルUXデザイン プロフェッショナル認定証【途中】

半年くらい掛かり、英語を翻訳しながら実施しているので、まだ終わっていません。育休など時間まとまって取れるときに取得しようと考えています。内容としては、転職できるように設計されていて、俯瞰的にUXデザインを捉えるところから始まります。最後にはプロトタイプを作るところまであるので、一連の流れは実践できそうです。

5. プロダクトデザイン検定【未受験】

6. デザイン思考研究所 デザイン思考 ファシリテーター2/1級【未受験】

IA/UIデザイン/Webデザイン/フロントエンド開発

1. CG-ARTS WEBデザイナー検定 ベーシック/エキスパート【合格】

UIデザインの要素が非常に強いので、UIデザインをやりたい人は抑えておくべき内容が入っています。UXデザインをやる人も最低限は抑えておくべき内容です。また、HP作成の要素が強いのでWebアプリ、モバイルアプリを作りたい人は自分で読み換えて学ぶと良いと思います。私は元システムエンジニアなので開発部分はそんなに勉強せずに簡単に合格できました。IAの部分やナビゲーションパターンは本を見るだけでも基本を抑えられると思います。

2. 社団法人 全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webデザイナー【合格】

1章だけUXデザインの要素が入っているので初級編としておすすめです。他は上のWEBデザイナー検定と同様の内容です。UIデザイナーは最低限抑えておく内容です。また、問題集と違って本番は少し開発要素やトレンド、ITスキルが多い印象でした。

3. 3/2/1級ウェブデザイン技能士【未受験】

https://www.webdesign.gr.jp/

4. HTML5プロフェッショナル認定 レベル1/2【合格】

どちらかと言うと元システムエンジニアとして昔受験しました。UIデザイナーはフロントエンド開発の基礎は知っておいた方がデザインしやすいです。また、ここの知識がないと実現できないデザインを作ってしまうことも無くなります。エンジニアが開発しやすいデザインをしてあげたり、スケールできるようにベースのHTML,CSS,JavaScriptを作れるとUIデザイナーとして強みだと思います。ある程度UIデザインできる人はスコープを拡げる意味で受けるのをおすすめします。また、エンジニアも基礎を知らずにHTML書いていたりするので、エンジニアにもおすすめです。

5. WEBクリエイター能力認定試験【未受験】

6. Webライティング能力検定【未受験】

7. 文部科学省後援 情報検定 情報デザイン試験 初/上級【合格】

上級のみ受験。情報の構造化の部分が強いのかなと思っていましたが、それ以外のUXデザインプロセス全体に関連する問題も多々ありました。特にユーザ調査(インタビューで価値感を引き出す質問はどれ?、グループインタビュー)、体験設計(アイディア出し、発散と収束の話)、プロトタイプ(情報の構造化、色、レイアウト)、ユーザ評価(定量評価のアンケート分析)などです。意外とUXリサーチャーやUIデザイナー初心者向けには簡単ですがアリだと思いました。ただ、ビジネスマンとして当たり前の知識も多かったです。

ビジュアル/色/ツール

1. 文部科学省後援 色彩検定3/2/1/UC級【合格】

資料を作ったり、UIデザインしたり、服を選んだり、、、どんなところにも色が影響します。私はUIデザイナーと対等に話せるように受験しました。結果として、2級までは全員取ることをおすすめします。色はセンスだと思いがちですが、組み合わせも論理的に決めれます。プレゼン資料などにも活かせるのでビジネスマンにもおすすめです。

2. 東京商工会議所 カラーコーディネーター検定スタンダード/アドバンスクラス【未受験】

3. 国際カラーデザイン協会 カラーデザイン検定【未受験】

4. アドビ認定プロフェッショナル(ACP)(旧|アドビ認定アソシエイト(ACA))【未受験】

5. Illustrator®クリエイター能力認定試験【未受験】

6. Photoshop®クリエイター能力認定試験【未受験】

その他(心理学/UD/アナリティクス)

1. 文部科学省後援 こころ検定(R) 4/3/2/1級【未受験】

2. 国際ユニヴァーサルデザイン協議会 UD検定・初/中級【未受験】

3. Webアナリスト検定【未受験】

4. Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)【未受験】


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