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紅生姜 染み滋味保存食

紅生姜です。
意外と簡単に手作りできる。
漬物って、市販のものはこれでもかってぐらい添加物が多い。
手作りだと、驚くほどシンプル。
水気を出したり、乾燥させたり、少し時間はかかるけど、
手間はそんなにかからないから自家製がおすすめです。

<材料>
新生姜 170g
塩     5g(新生姜の3%)
梅酢  100ccぐらい

<作り方>
新生姜は根元から切り分けて洗う。皮はむかない。
繊維に沿って2〜3mm厚さに薄切りする。
塩をまぶして1時間おく。
水気を絞りザルに並べる。
日の当たらない風通しの良い場所で軽く乾燥させる。
数時間から半日おく。
消毒した瓶に生姜をつめる。
梅酢をひたひたになるまで注ぐ。
半日後には色がついて、食べれるようになる。
冷蔵庫で保存する。
半年から一年保存できるよ。

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生姜はたくさんの栄養分を含んでいます。
代表的なものは、ビタミンB1、B2、C、E、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、カルシウム、マグネシウム、カリウム、リンなど

これら以外にも、生姜特有の香りや辛みの素となっている成分が含まれています。ジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロン、シネオールです。

ジンゲロールは生の生姜に含まれる辛み成分です。
体を温める効果と殺菌作用があります。
お寿司と一緒にガリを食べるのも、生姜の殺菌効果を期待しているためです。冬にはもちろんいいですが、殺菌作用を考えると、夏に食べるのもおすすめ。さらに、頭痛や吐き気を緩和するので、二日酔いの時にもいいです。

ショウガオールはジンゲロールが、加熱や乾燥で変化した成分です。
体の深部の熱を全身に運ぶ働きをしてくれます。
冷え性の方におすすめ、手足まで温めてくれます。

ジンゲロン
これも、ジンゲロールが加熱により変化した成分の一つです。腸の働きを改善し、便秘を解消してくれます。
脂肪を燃焼しやすくしてくれるので、ダイエット中の方にも嬉しい成分です。

シネオールは香りの成分です。食欲を増進させ、疲労回復や夏バテ解消につながります。食べ物を美味しく感じさせる効果もあるので、


マクロビオティックでは、
生姜は陰性陽性両方の性質を持っていると考えられています。食べてすぐは陰性の効果で、血管を開き、身体中に血液を回し、後には体の深部を冷やすと考えられています。

薬膳では「乾姜」という使い方をします。2、3日しっかり乾燥した生姜は冷えを改善するのに使われます。

紅生姜は
塩で水分を出し、乾燥させ、酢に漬け込むので、生の生姜よりは陽性の性質が強くなっていると言えます。
殺菌効果、血液を回す効果、脂肪を燃焼させる効果、いろいろな料理の薬味として活躍してきた理由が、分かりますね。

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新生姜が出回る時期は梅干しを漬ける時期と重なります。梅干しを漬ける片隅に、一年分の新生姜を一緒に漬け込んでおくのもおすすめです。使いすぎてなくなってしまった場合、梅干しを漬けない場合は、今回の方法をお試しあれ〜。

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