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Vol8ものづくりはじっくり丁寧に。どこまでも奥が深い。


最近良く耳にするのですが。。。

手っ取り早く技術を得たい!

直ぐに成功したい!

という傾向が今の時代は強い。



ものづくりでは残念な事に手っ取り早く本物を得ることは出来ない。なぜなら、やればやるほど奥が深くなっていくから。

続けていくと自分の見ていた世界は上面だけで、その下にもっと深い所がある事に気がつく。


だから一生勉強する事になる。何が本物か分からなくなって来ることもある。

職人の世界に入る時、最初は上面だけしか見えていないが年数を重ねていくと奥の深さが見えてくる。


あれ?もっともっと深いのでは?と思ってどんどん潜っていく。それが楽しい。



ただ、それを知る前に辞めてしまう人が多くいるのも事実です。上面だけ体験してやった気になってしまう。
もっともっと深みがあるのに。もっと楽しいことがあるのに残念だなと思う。

要領よく教えていくのは僕も賛成だし今の時代にあった方法で少しでも良い選択を与えたいと思っている。

「ただ手っ取り早く」や「直ぐに」というのは違う。そういう気持ちでやると上面しか見えなくなってしまうことがある。


万が一、手っ取り早く何かを得たとしても、それは非常に壊れやすいものである。

直ぐに手に入るものほど壊れやすい。壊れてふりだしに戻る場合が多い。実は1番の遠回りになる事がある。これは僕も若手の時に体験したので良く分かります。

仏像彫刻をこれから挑戦したいと言う人へ最初に言う言葉は「根気よくじっくり丁寧にやって下さい。」と言います。


じっくり丁寧に生きていきましょう。


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