さかえる🏝ひじき漁師

銀行辞めて田舎で漁師&百姓。収入の柱を複数持って合わせ技で生きるアラサーです。…

さかえる🏝ひじき漁師

銀行辞めて田舎で漁師&百姓。収入の柱を複数持って合わせ技で生きるアラサーです。 煮付けではなくサラダで食べて欲しい最高級ひじき 生産者 https://www.hijiki.online/ 地方で頑張る人のオンライン村 https://note.com/icl_info2020

最近の記事

集落の盆行事は麦わら作りから

お盆の精霊船を「麦わらで編む」のですが、その麦わらを脱穀しました。集落の長老から麦の種を受け継いではや3年目。今年分の麦は植えてから9ヶ月。こういう文化を維持していきたいなと思っています。 「荒地を拓いて畑とニワトリ」プロジェクトでは、麦わらづくりの過程で出た籾殻やクズ麦をニワトリのエサにしたり、畑の余ったスペースを集落活動、文化歴史の維持に必要な麦わら作りにも充てています。

    • 雑草に学ぶ持ちつ持たれつの「競争環境」の大切さ

      何事もライバルの存在は大切で、厳しい環境を共に乗り越えることができる共闘的意味合いでも大事なのではないかという話。 7月は草との闘いです。段々畑の草刈りをしていると、1週間前に草刈りをしたはずの場所がすでに元に戻っているなんということも、冗談のようなリアルです。再生能力の高さでは漫画に出てくる敵キャラよりもよほど厄介な強敵…。 そして何でもないいつもの草刈りをしながらふと気づいたのです。「草と草、草と作物は生存競争をしながらも、お互いを支え合っている。」と。 最近はとて

      • 生産や調理をしなくなった私たちが失った有り難みとは

        今日、カボチャづくりを失敗した。カボチャの収穫時期は、受粉してから1ヶ月。日に日に大きくなるカボチャを毎日チェックしながら、食べる日を心待ちにしていた。 カボチャの収穫目安は「株の根本が茶色くコルク化したタイミング」だそうだ。大きくなった球を眺めつつ早くコルク化しないかな、と心を躍らせていた。 が、数日前まで深緑で美しかったカボチャ突如白く変色したのである。 育ててみるまで、知らないことだらけ 調べてみるとどうやら要因は「日焼け」。奇しくもこの日は海の日。ビーチで日焼

        • 天然のタイを釣り、タイの稚魚を放流し考えた「効率」について

          鯛が釣れるシーズンに突入しました。山口県の周防大島の南端に位置する沖家室島周辺では、潮通しがよく身の引き締まった鯛が釣れます。 昔から鯛釣りが盛んで伝統漁法の「一本釣り」で釣り上げた天然の真鯛を「かむろ鯛」と呼んでおり、それはそれは高価なブランド品だったそうです。 そしてここ最近は天然の真鯛を釣り、そして稚魚を放流する日々でした。稚魚放流のその効果は正直なところ分かりませんが、資源について考える毎日です。 海産資源は獲りすぎると当然なくなります。そういう意味では「一本釣

        集落の盆行事は麦わら作りから

          「休み方」を変えれば生き方や働き方を変えるヒントが手に入る、という話。

          生き方を変えたい、働き方を変えたい。多くの人が思うことはまず「休み方」で変えるきっかけを掴めるのではないかと思った出来事がある。 6年半勤めた会社を脱サラして地方移住、漁師となった今振り返ると、思えば「新婚旅行で2014年の2月に丸々2週間休みをとったこと」がキッカケだったな、と。 3月末前の忙しい時期に、半年以上前から色々と予定を関係各所と調整して休暇を取得。クロアチアに2週間の海外旅行。そこで出会った北海道のジャガイモ農家のご夫婦。ジャガイモの閑散期には毎年こうして海

          「休み方」を変えれば生き方や働き方を変えるヒントが手に入る、という話。

          「あつ森」「DASH島」的ライフスタイルを起業して実現するという選択肢、いかがでしょうか。

          島暮らしをしながら事業をする、スーパー百姓になるという選択肢はじめまして。2018年に脱サラして瀬戸内海の島で漁業をしながら畑で野菜を作り、ニワトリを飼っているさかえると申します。 結論から申し上げます。「あつ森」や「DASH島」のような生活を実現したい方はぜひ、瀬戸内海に浮かぶ島の山口県周防大島町のお試し暮らしにお申し込みいただき、実際の暮らしや島の雰囲気などを体験してみてはいかがでしょうか。 そして、理想の暮らしを夢見るだけではなく、集落で新しい事業を立ち上げ、事業主

          「あつ森」「DASH島」的ライフスタイルを起業して実現するという選択肢、いかがでしょうか。

          正直に、誠実に生きても誤解されたり裏切られることはある。そんな時にこそ大切にしたいこと。

          こんにちは。瀬戸内海の島で活動しているひじき漁師のさかえるです。このnoteは、普段の田舎暮らしの様子を日記的に残しておく「Twitter以上ブログ未満」のマガジンです。 田舎暮らしの些細な日常を写真や動画などで振り返るためのいわゆる「オランライン日記」です。より深い田舎での活動は地方で頑張る人、移住したい人が集まるオンライン村で発信しています。 個人事業やフリーで生きるデメリット個人事業主として生きていると、仮に成果を出していたとしても信じられないようなタイミングで契約

          正直に、誠実に生きても誤解されたり裏切られることはある。そんな時にこそ大切にしたいこと。

          幸せは、「感じる」ものではなく「気づくもの」

          実は人からみたら羨ましい状態でも、自分がその価値に気づいていなければ幸せではない。逆に言うと「些細な幸せに気づける」ようになると人生もっと豊かになると思います。 ある意味「付き合いたてのカップル」や「田舎に行ったばかりの移住者」も似ています。「幸せに気づいている」状態。 月日が経っても幸せでいられるかどうかは、「あ、これいいな」という気づきを忘れないことだなと。 より自分の置かれた立場について客観的に「気づく」ためには、やはりいろんな経験をしていないとホントの意味での魅

          幸せは、「感じる」ものではなく「気づくもの」

          正解もロードマップも存在しないもの。

          生き方に正解はないしロードマップもない。 というと納得感があると思いますが、 これと同じく自分だけにしか答えが出せないのが 「自分の資産をどうするか」という資産運用 「どの場所で生きるか」という移住 「どう働くか」という起業 「誰と生きるか」という結婚 であって、自分にしか答えの出せないポリシーの積み重ねこそが、オリジナルの生き方に繋がっていくのだと思います。

          正解もロードマップも存在しないもの。

          「腕一本で稼ぐ」人が残っているのが日本の地方である

          ひじきを収穫している「沖家室島」の歴史や文化について調べながら記事を執筆していたら改めて感じたことなのですが、 「田舎」というと過疎高齢化が進んで衰退している場所、のようによく言われることがあるものの「腕一本で稼いできた人」がいまだに残っている場所であるなぁという捉え方もできるのではないかと思いました。 感覚的な話だけではなく、実際のデータでも島(ここでいう島は、沖家室島が属する山口県周防大島町のデータ)の個人事業主・家業従事者の割合は実に30%であり、日本全国における割

          「腕一本で稼ぐ」人が残っているのが日本の地方である

          新型ウイルスが気づかせてくれたことは「ITを活用する」ではない、という話

          新型のウイルスが気づかせてくれたことは「ITを活用する」じゃない。「小手先でITを活用する人は淘汰される」である。 大切なのは「画面の向こう側にいる人」といかに関係を構築できているか。自分を助けてくれる身近な人をいかに大切にできるか。SNSもYouTubeも打ち出の小槌ではない。 SNSでの集客って結構大変だし、ウェブサイト作っても毎日更新したりストーリー性のある記事を更新し続けたりするのって結構マッチョな作業で大変。ウェブを活用すれば何かうまくいく、は幻想で、ウェブとい

          新型ウイルスが気づかせてくれたことは「ITを活用する」ではない、という話

          20代後半からは「前向きに叱ってくれる師匠」を見つけるべし

          結構難しいのですが「何でもかんでも否定することなく、けれど耳の痛いことをきちんとこまめに伝えて下さる」師匠に存在は本当に大きくて。 20代前半は会社でもどこでも「まだ半人前だからね」が通用しますが30前後ともなろうものなら、未熟な点があると黙って「あいつダメよね」となってしまうのが悲しいかな現実です。 だからこそ「自分がズレていないか」をきちんと本音で見て下さる方の存在が本当に本当に大切になってきます。 そしてやはりいつも思うことが「実際に師匠も今現在プレイヤーとして活

          20代後半からは「前向きに叱ってくれる師匠」を見つけるべし

          情報発信のネタが思い浮かばない時にやっていること

          こんにちは。瀬戸内海の島で活動しているひじき漁師のさかえるです。このnoteは、普段の田舎暮らしの様子を日記的に残しておく「Twitter以上ブログ未満」のマガジンです。 田舎暮らしの些細な日常を写真や動画などで振り返るためのいわゆる「オランライン日記」です。より深い田舎での活動は地方で頑張る人、移住したい人が集まるオンライン村で発信しています。 情報発信の内容が思いつかないときは「メモがない」きょうは1日てんやわんやだったので、後から振り返りつつネタ探しをしたのですが、

          情報発信のネタが思い浮かばない時にやっていること

          「良かったこと」はわざわざ伝えるが吉

          大きな会社や行政になればなるほど「お客様の声」ってクレームやお困りごとの方が多くなるのが一般的ではありますが、 「こんな対応してもらえて良かった」 「こんなサービスがあって助かった」 こういう「良かったこと」って結構心のうちに秘めてしまいがちですよね...。結果、実は多くの人が求めていたサービス(商品)だったのに、見える化されていない肯定的な意見が消されてしまい、ごくごく一部の否定的な意見ばかりが目立つことにつながりかねません。 データが蓄積しにくいアナログなものほど、

          「良かったこと」はわざわざ伝えるが吉

          ニワトリに学ぶコミュニケーションの極意

          「なんだか自分に懐いてくれている」 「ご飯をあげたり世話をしたら喜んでくれる」 これだけでも人間は嬉しいものだし、愛しく思えるものなんだなぁ...としみじみ考えてしまいました。 裏を返せば人間であるわたしたちも、こういったちょっとしたリアクションを返すだけで喜んでもらえるし愛されることができるということ。 わしもこういうリアクションを大切に生きていかなきゃなぁ...と可愛いニワトリたちにご飯をあげながら思った今朝でした。

          ニワトリに学ぶコミュニケーションの極意

          「知らない」ということは時に武器になる

          こんにちは。瀬戸内海の島で活動しているひじき漁師のさかえるです。このnoteは、普段の田舎暮らしの様子を日記的に残しておく「Twitter以上ブログ未満」のマガジンです。 田舎暮らしの些細な日常を写真や動画などで振り返るためのいわゆる「オランライン日記」です。より深い田舎での活動は地方で頑張る人、移住したい人が集まるオンライン村で発信しています。 潮がいいけど風が強くて沖に出られずひじきの天日干しの仕上げを。乾燥していて状態良く仕上がってきました。 畑で鶏のエサをGET

          「知らない」ということは時に武器になる