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書籍「教師のExcel」の内容を少し紹介します

こんにちは。ITエンジニアの坂江(@SakaeTamotu)です。
2024年1月に「教師のExcel ~校務(個人業務+チーム業務)カイゼンのためのデジタルリテラシー~」(技術評論社)を上梓しました。

大村あつしさんにご監修いただきました

このnoteでは、書籍の内容について少しだけ紹介します。最後までご覧いただけますと嬉しいです。


本書のゴール

本書は、「チーム業務編」と「個人業務編」の2つのパートに分かれています。

前半「チーム業務編」

前半のチーム業務編では、教育現場のデータやExcelに関する共通のルールによる「デジタルリテラシーに対する前提の一致」を目指してた内容になっています。

教師は「学校の先生」とひとくくりにされますが、異質性の高いチームとしての側面も多くあります。
教師によって年代が異なり、専門が異なり、配属や担当が異なり、物事の見方やアプローチの仕方が異なるためです。さらには、デジタルリテラシーの水準がまったく異なるケースも少なくありません。

教育現場におけるデジタルリテラシーの基本的な部分を一致させることで、チームとして活用・運営しやすいデータ資産の作成や、データの扱いおける失敗を減らすことにつながるでしょう。

後半「個人業務編」

後半の個人業務編では、教育現場で必要とされるExcelの機能や関数の理解を深めることによる「個人業務の効率化」を目指した内容になっています。

本書の特徴

本書は、数多くあるExcelの機能や関数の中で、教育現場という観点から必ず押さえておきたい知識、機能、関数に絞って解説しています。

チーム業務編では、チーム業務における前提の知識や、データの扱いで失敗しやすいポイントの解説、チームで共有するファイルの作成や使用のポイントを解説しています。

個人業務編では、実際の現場で各機能をどのような場面で活用するかといった具体例をもとに解説し、また関数は成績の集計表や度数分布表を作りながら学んでいく形をとっています。

ポイントとなる機能を実際に活用できるようになったり、成績の集計表や度数分布表を作成を通して関数の理解を深め応用できるようになったりすることで、より短時間で業務を終えたり、有為な資料の作成につながるでしょう。

また第8章では教育現場で直ぐに使用できる、簡単なサンプルシステムを紹介しています。サンプルシステムの操作方法や改変方法を掲載していますので、環境にあわせて改変できるようにしています。

各章の概要

書籍のページの一部ですが、各章の概要は次のようになります

このような方にお薦め

教師のExcelは、次のような方にお薦めできます

・教職に就いている方
・教職を目指している学生や社会人
・働き方改革を目指している方

本書は、パソコンやExcelがあまり得意ではない方を念頭に書きましたため、1章~5章あたりまでは比較的易しい内容となっています。
6章以降はよりステップアップするための内容なので、少しずつレベルが上がっていきます。
最後の8章は、システムの使用方法や関数を組み合わせる仕組みになりますので、Excelが得意な方にとっても手ごたえを感じることでしょう。

第8章サンプルシステム紹介

第8章のサンプルシステムを紹介します。
紹介しているサンプルファイルは、技術評論社のサポートページよりダウンロードできます。

出席番号のついた名簿があれば簡単に作れます!

・座席表

・個人成績票作成システム

・名簿作成支援システム


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