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「時代革命」2回目。

2022年11月某日鑑賞

「時代革命」
監督:キウィ・チョウ
2021 香港🇭🇰

10月に観て、2回目の鑑賞。
前回は圧倒されて、追い付くのが大変だったけど、
色々観たり読んだりして少しだけど勉強したからか、
前回より涙が込み上げるのが早く、多く、更に胸が痛かったです。
(終始ひたすらにずっと涙を拭っていらっしゃった方も…。
香港人なのかなぁ、ゆかりのある方かなぁ、とたまらない気持ちでした。)

香港の歴史を(少しだけど)勉強しようと思ったのは、
夏頃からだったか?
何度もこれと #BlueIsland憂鬱之島 の予告を何度も目にしたからで、
その中で「香港人は一度だって自分で運命を決められた事がない」
という台詞を聞いて。
ちょうど #WKW4K も観られそうだし、
もっと香港の事知ろうと思ったのでした。

158分あるし、地名や人名、色々な制度の名前も次々出て来るしで、
一度では理解が追い付けないことも多くありました。
2019に日本のニュースで観られた事は断片的過ぎたし、
snsでも追っていたけど、私の理解も非常に断片的でした。

それでも、香港人が必死に抗っていること、
警察の行き過ぎた非人道的な暴力や制圧、催涙弾や放射される青い水、
白い服を着た闇の暴力や、本当に警官なのか不明の者たち、
絶望や抗議の為に自死した人や、
建物からの落下や海で発見される不審死、
拘束した女性への警察の集団性暴力の可能性、
至近距離からの非武装の市民への発砲、拘束時の目を覆う様な執拗な警官の暴力、
多くの事がつぶさに記録されていて、非常に貴重な記録です。

抗議者は勿論、
記者もカメラマンも命懸け、監督も。

しかしあのあと、
世界が、そして私も、やって来たコロナ禍に意識の全てを持って行かれてしまって
気付いたら今年の7/1、
返還25周年の式典が整然と行われていた。
そのニュースに私はハッとしたのでした。
冷たいもんだな(自分)と。

ここから、不謹慎ですがフィクションの話。
フランス革命を描いたベルサイユのばらでは
国王側の軍隊(兵隊はパリ市民なのに、パリ市民を撃たなくてはいけなかった)を率いる主人公オスカル(貴族)が
国王(とアントワネット)を裏切って市民に加勢した。
(フィクションだけどモデルとなった小隊はあったそう。)

RRRではインド人の抗議に対峙した、
インド人警官の主人公は派手に英国総統府をやっつけた。
(これはモデルがいるけど実際は悲しい結果だったそう)

-

この映画、現実、にはそれがない。
観ている全てが辛すぎて、時に美しすぎて、
これが壮大なフィクションだったらいいのに…
と不謹慎なことを思ってしまいました。
香港人の、労り合い助け合い、声を掛け合う息づかいは、
ちょっと私達日本人には到底真似が出来ない清らかさです。
なにか有れば整然と忍耐強く振る舞うことで有名ですが、
そのまま低温の湯で気付いたら茹でられてる蛙になりそうな私達です。

香港と、世界の、
出口はどこにあるのでしょうか。

習近平の独裁下での中国で、
ゼロコロナにたまらず抗議活動が起きたり、
大学生が奇妙な行動を動画にアップしたり、
上昇志向をやめて寝そべり主義をしたり、
そういうのを見る度に、小さな風穴を見る様な気持ちにはなるのですが、
余りにも強大すぎる。
Be Water
水の様に流動的になるしかないのか。

nhkの「世界のトップニュース」をよく観ます。
先日韓国で行われたラグビー大会で、
香港チームの国歌として #香港に栄光あれ が流れて、
中国国歌では無かったことを香港は強く抗議したと。
香港政府やメディアの流すニュースだけ鵜呑みにしていたら、
中にいる香港人の一人一人がどう思っているのか
私達に見えなくなっている。

中国も、ロシアも…
でも悲しい事に私達の国、日本も、
マスメディアはもう見てもムダと思う。

TVはW杯一色で、それに纏わる数々の人権問題は今日も短く切り上げてしまう。
東京五輪でまた誰か捕まった?さっき速報が入ってたけど
それでもまだスポーツウォッシングに夢中な様子。

香港の行く末は、世界の行く末だと感じてならない。

この映画、台湾で異例のヒットだという。
#台湾 は今まさに統一地方選挙。
台湾を世界のみんなで守らなきゃいけないし、
きっと香港にも普通選挙が導入される様に、
香港人に光が差すように、
考え続けたいと思いました。

日本も。
日本もと言うのは「外国からの脅威」という事じゃなくて、
自分たちの政治だと気付かなきゃと。
主権はお上ではなく、私たち。
選挙権もあって、デモも禁止されてないのに、
言いたいことが言えない「雰囲気」なんて。

大人しく、品よく?
そんなフリしてる間に、
どんどん腐っちゃうのに。

このドキュメンタリーには
真剣な抗議者と、反対する人や、
抗議に対峙する人がいても、

少なくとも嘲笑する人は出て来ない。
関係ないけど私はTwitterをやめてしまいました。
日本のsnsには「嘲笑する人」が多すぎる。

少しでも理解しようと努力すれば
嘲笑ってる暇なんかないのに。

#時代革命#キウィチョウ
#時代革命RevolutionofOurTimes
#香港人加油
#ヒカリ座

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