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カツ男爵開業物語①力が無かった頃は、ちょっとええ場所で店出すのも大変やったなぁ

僕が経営する有限会社桃源郷(とうげんきょう)。
年商2億程度の小さい会社やけど、、、。
餃子酒場満太郎がそれなりに勢いあるから、、、。
超一等立地の商業施設からの熱心なお声がけや、メーカーさんからのええ物件紹介や、フランチャイズのお誘いなど。
出店しようと僕が決めれば、まあ大概のところには出店できるようになってきた。
※拡大することがええかどうか?の見極め中。

それはさておき、ありがたい話である。

こんなことを考えると、満太郎をする前に経営していたカツ男爵のことを思い出すんよね。

不動産を借りるのに、仲介管理会社からボロカス言われて悔しい想いして、頭下げて、賃料上乗せして、やっと契約できた話のこと。



6年半前の話。


当時は情熱ホルモン(フランチャイズ焼肉店)、宅配弁当事業、卸売業をしていた。

主力の情熱ホルモンの売上がどんどん下がってた(ピーク時500万がこの頃250万円前後)。

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売上は低迷してたけど、僕も近藤マネージャー(当時情熱ホルモン店長)も明るくしてたかな😅

会社全体として、売上より支出が多く、毎月の支払のため、年に3.4回は金融機関と交渉としてギリギリの借金をして、綱渡りの資金繰りやった。

このままじゃあかん。ジリ貧や。
銀行借り入れも、もうできひん。
何かせなあかん。
ちゃんと売上が立つ飲食店やりたい。

なんて思いながら、不動産屋通いしていたころ。

宅配トンカツ弁当のポスティングをしている時に駅近のCoCo壱番屋が【近くに移転するから○○日で閉店する】との貼り紙を見つけた。

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駅近で視認性もあり、ええ場所。
今思えば、1.5等立地やね。
でも、僕にはピカピカに見えた。
僕はその場で付き合いのある不動産屋さんに電話して、物件情報を確認した。
まだ物件情報として上がってきていないと。

もう待ってられへんと、そのまま店内に入り、カレーを食べた。
会計の時に、店長さんに「この店の跡って決まってますか?」「決まってないなら、ここで商売したいので本部orフランチャイズオーナー紹介してください」とお願いした。

後日、フランチャイズオーナーSさん(今では仲良し飲み仲間)、CoCo壱番屋の本部も紹介してもらい、エアコンなどの設備造作譲渡などの話もして、不動産契約への運びとなった。

この不動産は家主さんが窓口ではなく、某都市銀行系の不動産管理会社が仲介と管理をしていた。

その担当者に名刺を出した時、鼻で笑われたなぁ。

その後、決算書を提出するように言われた。
今思えば、家賃保証会社の審査も通ってるし、商業施設でもないのにね。
内容を見て、会社が赤字であること&経営者が報酬を取っていないことを理由に、与信がないから不動産契約できないと言われた。
金を借りる話ちゃうで。不動産契約やで。

大概、ボロカス言われたなぁ。
銀行の出世ラインから外れて出向で子会社に飛ばされたオッサンのストレスのはけ口にちょうど良かったんかもね笑

このまま引き下がったら、会社の未来はない。
僕は必死でくらいついた。

CoCo壱が払っていた家賃が33万円。
うちの会社で家賃20万円以上のところで商売したことなんてない。
けど、僕は家賃を5万円上乗せすることと、家賃の向こう半年分は先払いすることを提案。

先払いは不要やったけど、5万円上乗せすることで妥結。家賃38万円。高すぎるわ笑
けど、それしかなかったんよね。
嫌味言われまくりながら、何とか契約にこぎつけた。

※ちなみに満太郎各店舗の家賃
十三15万、塚口10万、立花9万、尼崎28万、セントラルキッチン9万円やもん。
いかに、↑が高いかことか💦

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CoCo壱の看板などの撤去工事

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勉強して、考えて、カツ男爵の業態を開発。
うちの工事終了後。

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オープン後。

記事が長くなったから、シリーズ化やね。
カツ男爵開業物語(笑)


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