自分のためじゃなく、相手のために行動できると、人は変われるのかも。
パートナーとの話を聞かせて欲しいって言ってもらえたから、
恥ずかしいけれど、少しだけ書いていくよ。
僕にとっての「誰か」はパートナーだったという話。
僕は、前回書いたnote(生きづらい100選)みたいに、
本当に小さなことで落ち込んだり、悩んだり、苦しんだりしていた。
本当にそんな自分が嫌で、どうにか好きになれるように、いろんな方法で自分を変えようと試みていたんだよね。
心理学、精神医学、ビジネス、ありとあらゆることを勉強して、自分を変えようとしていた。
日本の精神医学の第一人者と呼ばれる人の研究会でずっと学んだり、一緒に研究したり、一緒に医療者の教育に関わらせてもらったり、
最もエビデンスがあると言われる心理学の手法の日本の第一人者と呼ばれる人から学んだり、一緒に研究したり、一緒に教育に関わらせてもらったり、
上場企業の社長やビジネスの分野でもそれぞれの分野で日本で一番と呼ばれる人たちからビジネスについて直接学んだり、
世界累計5000万部以上や1億部以上の作家の何人もから直接、出版やコンテンツの作り方から仕組み、広げ方について学んだり、
海外の大統領、海外セレブ、ハリウッド映画スター、オリンピック金メダル選手などの精神的なサポートや人間関係・夫婦関係のサポートをしている人たちから直接、人をサポートする方法を学んだり、
医学系専門書やビジネス書などを読んで、この人はすごい、学びたいと思った人にはどうやったら会えるか、ありとあらゆる方法を使って出会い、話を聞き、直接学んできた。
たぶん合計で2000万円くらいかけて
(この額はひくと思われて、変態だと思われたくなくて、人に言えなかったやつ、、、、)
何年もお金も時間もかけて学んできた
けど、、、、、
まぁいっこうに自分は変わらなかった。。。
自分は変えられないけど、患者さんが少しでもよくなるために、学んだ知識を使うことはしていた。
僕は人から「分かってもらえない」っていう怒りがすごく強かったから、
自分が人から「こんな風に分かってもらいたい」と思っているように
患者さんの話を聞いたり、患者さんが無理しないで変わっていけるようなサポートを必死でしていた。
患者さんのためなんだけど、自分が苦しいから、似たような経験をしている患者さんたちが苦しんでいるのが許せなかった。
そんな怒りベースで行動していた。
人を救うことで自分の価値証明をしていたんだと思う。
もちろん、それは生き抜くためには当時は必要なことだった。
けど、結局は、自分のためだったのだよね。
患者さんのためと言いながら、自分のためだということを認めていなかった。
だから、患者さんは変わっていっても、僕自身は変われなかった。
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10年近く自分を保つために知識ばっかり増えて、人を救うことばっかりしていた。
政治家、官僚、大学教授、医師、弁護士、公認会計士、上場企業の社長・幹部、スポーツ選手、芸能人、宗教家、漫画家、編集者、主夫・主婦、学生、ヤクザ、などなどから、そして生活保護受給者まで、
聞いたことがある職業名は、ほぼ網羅していたのではないかというほど、
ありとあらゆる人、3000人以上を対話によって仕事として救ってきた。
患者さんだけでなく、休みの日は医療者や教育者、作家、経営者などのカウンセリングやコーチング、コンサルティングをして、
人の相談にのり、その人が求める最高の未来に進めるように
そんな風に人のためと言いながら、自分の価値証明のためにいろんな人を救ってきたんだと思う。
予防のためにと、経済ニュースのコメンテーターとして、ビジネスを精神医学の面から解説をしたりもしていた。
それも価値証明のためだった。
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そんなもがいていた時に、今のパートナーに出会ったんだ。
患者さんのために真摯に向かって、
自分を守るとか、
保身なんて一切なく、患者さんに向き合って、
患者さんがよくなることに全エネルギーを注ぎ込むような人だった。
自分にはそこまで、できないなぁ
保身を考えずに相手のために行動できるなんて
すごいなぁ
そんな風に感じた気がする。
本当に自分より患者さんのため、ナースあおいのような人だった。
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いろんな仕事を一緒にしていく中で
そんな彼女から
と、ある日言われた。
それを聞いたときに、頭の中で「???」がいっぱい浮かんだ。
自分は小難しいし、ずる賢いし、本当に超面倒くさいところばかりで、
そんな自分が好きじゃなくて、変えなければいけないと思い、頑張っていたけど、
「面倒くさいとこがいいの!?どういうことだ!?」
「変わらなくてもいいのか、自分いいのか。」
少し混乱した。
人に面倒くさく思われないように必死で、すごいふりして、見栄を張って生きてきたけど、
面倒くさいところが見抜かれてたのか!?
って思うよりも、
面倒くさいところもわかってくれて、それでもいいんだ、変わらなくていいんだ。
そんな風に初めて人から受け入れてもらえたと感じて、
自分を認めることができるようになっていくきっかけだった。
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そうして、いろいろ話していくうちに
彼女のダメなところも見えてくるようになった。
これまでの僕なら、嫌われるかもしれない、だから言わないでおこう。
そういう傾向があるのだけど、
そういうのは一切浮かばず、
彼女のことを思ったら、ダメなことはダメ、変えた方が絶対に良いことを伝えて、
そのために必要なことを、知らないうちに伝えていた。
これまで必死で学んできた知識はこの時のためだったのかと思うほど、全て使って何日もかけて相手に伝えていた。
初めて、自分を守るためじゃなく、本当に相手のために行動できたんだと思う。
自分の思っていることを伝えることを、これまでしてこなかったから、
すごく伝え方は下手だったはず。
けど、下手でも真剣さは伝わったんだと思う。
そして、伝えたからこそ、対話が生まれて、ぶつかり合いながらも思っていることを伝え合うということができた。
その後から、これまでは知識ばかりで、頭でっかちな感じだったけど、感情も感じれるようになってきて、
少しずつ行動できるようになって、自分を好きにもなっていけた。
「生きづらさ100選」で書いたような内容がどれもよくなっていったんだ。
もちろん波はあるし、一気に全てがよくなったわけじゃないし、
けど、どれも少しずつよくなっていっている実感がある。
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人が変わるときに必要なのは、
誰かに受け入れてもらえること
そして、
自分のためじゃなく、相手のために行動すること。
この二つは、人が変化できるきっかけなんだと気づいたんだよ。
そうやって、人のために行動していると、対話が生まれる。
対話をしていると、自分と対話をする時間も増える、
人とのやりとりによってさらに自分の理解も深まって、
自分だけで思っていた自分より自然と変化していくんだと思うんだ。
そんな風に思うんだけど、どうかなぁ。
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