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2023年(度)に取材したいこと&注目しているテック業界の動向など

実はこの記事は、2023年の新年の抱負として公開するつもりだったものです。2022年の振り返り記事と同様、下書き状態のまま忙しくて公開できずにいたら、あっという間に春になってしまいました。

もはや2023年というより、2023年年“度”の抱負という感じですが、この2か月半の業界の変化を考慮して加筆した上で公開したいと思います。

「利益を出せる」メタバースとは?

Generated by Midjourney

メタバースがブームとなり、企業がイベントやショールーム、物販などにメタバースを活用するケースが増えていった2022年。ただし、明確な利益の見込みがあっての参入というよりは、「とりあえず試験的に」という感じで取り組むケースがまだ多いように感じました。
実際、取材でも「利益はそこまで出せていないんですけど…」という言葉を聞くことが度々ありました。

2023年はそこから1歩先に進んで、ビジネスモデルとしてしっかり回していくことのできるユースケースもいろいろと出てくるのではと思っています。

たとえば、事業の利益につなげやすいという意味では、接客やカスタマーサポートなどの用途や、モデルハウスなどの住宅・不動産分野などは可能性が高そうです。
また、医療や教育などの「相手が近くにいることを感じられる」ことが重視される分野での活用も注目していきたいと思っています。

「地に足のついた」NFT・Web3活用

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2021年頃から盛り上がりはじめ、すでにブームが大分落ち着いてしまっている感のあるNFTですが、バブルが一段落したからこそ、これまで中心となっていた投機目的の取引から、より実用的な用途での活用に広がっていくかもしれません。

たとえば昨年は、千葉工業大学が学修歴証明をNFTで発行する取り組みをめました。また、凸版印刷は、アバターの唯一性を証明する管理基盤「AVATECT」を開発しています。

このような「唯一無二のものである」ことを証明できるNFTの特性を証明書として活用するケースは、今後増えていくのではないかと感じています。

「NFTアートが高額で売れた!」というニュースも夢がありますが、より多くの人が必要としているのは、こういった「地に足のついた」用途のNFTではないでしょうか。

デジタルツインを活用した街づくり

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仮想空間内に実空間と瓜二つの空間を作り、その中でデータを共有するデジタルツイン。一般の認知度はまだまだという感じがしていますが、国土交通省が主導する「PLATEAU」や、東京都の「デジタルツイン実現プロジェクト」などの大きなプロジェクトも進んでいます。

メタバースに比べると少々わかりづらい概念だからこそ、実際の活用ケースなどをわかりやすく伝えていくことが必要だと感じています。

XRとジェネレーティブAIの相乗効果

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今まさに、凄まじい勢いで進化を続けているジェネレーティブAI。この記事の下書きを準備した昨年末の時点では、ここまで一気に盛り上がるとは思っていませんでした。

現状だと3DCG関連のユースケースはあまり多くありませんが、それは時間の問題。すでにカウントダウンが始まっている段階ではないかという気がします。
そうなると、メタバースの空間やアバターづくりにもかなりの変化が起こりそうです。その相乗効果に期待しつつ、情報を追っていきたいと思います。

「一晩一昔」の世界で生きてます!

テクノロジー業界はもともと動きの早い世界ですが、とくにこの数か月はとんでもないスピード感で新しいものが出て、これまでの当たり前が覆される状況が続いています。

十年一昔どころか「一晩一昔」という感じで、情報収集のために使っているTweet Deckのカラムはどんどん増え続けています。
情報を追いかけるだけでも大変ではありますが、テクノロジーをうまく活用すること、そして上手に共存していくことが、人間の生活をよりよいものにすると信じています。
そんなわけで、2023年“度”もわかりやすく楽しく情報をお届けできればと思っております。

「うちの会社でこんなことやってるよ」という企業の方や、「そのテーマ、うちの媒体で書いてよ」というメディアの方からのご連絡も大歓迎です!

▼2022年の振り返りはこちら


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