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中級以上の語彙の教え方&便利な無料サイト

こんにちは。日本語教師のさじここです。

ブログを更新したので、紹介です↓

ぜひ前編 / 後編両方お読みいただければと思います。

前回、上級の授業の紹介の記事が反響があり、今回は中級以上の語彙導入にフォーカスして書きました。

なかなか、中級で教えるときに便利な書籍や教えるポイントの情報って少ない?気がします。

私は、私の日本語教師の大先輩に教えを乞うまで、自分の教え方がいかにだめだめだったのか……と実感しました😅

ブログで偉そうなことを書いていますが、実際ちゃんと意識できるようになったのは最近です。

あと、初級だけ教えていた時には「語彙の教え方」の重要なポイントは気づきませんでしたし、どうして類義語が存在しているのかを考えることはなかったです。

新人日本語教師のみなさんも、もし機会が巡ってきたら初級から抜け出して中級以上も教える経験をするといいと思います。

初級授業は基本教科書が変わらなければ、スライドや自作教材を使い回すことができます。

なので、初級を担当すればするほど、授業準備時間は減るかと。

日本語学校で1年以上、週4コマ(午前)✖️3日とかで勤務していると、文型のほどんどを担当するかもしれません。

中には回ってこない文型もあると思いますが……😅

とはいえ、新しいレベルを担当するのはとても勇気がいりますよね。

私はなるべく新しいレベルを担当したいと思ったら、担当している先生に交渉して前の学期に授業見学をさせてもらいます。

見学が無理なら、テキストや進度表を見せてもらったりして授業の雰囲気の情報を得られるようにしています。

何も情報がなく担当するのと、雰囲気や気をつけることを知っているのではやっぱり自分の緊張度が変わるかとおもいます😅


ブログでは書かなかったのですが、中級以上だと使える文型、使える語彙が増えていろんなトピックを深く話せるようになりますから、どんどんいろんな語彙を使用して会話するのがいいと思います。

初級まではティーチャートークや話すスピードに気をつけて授業をしていると思いますが、中級以降はもうそんな配慮をしている場合ではないでしょう。

大学進学を目指す学生を教えているなら尚更です。

さすがに初級を終えたばかりのクラスは配慮しますが、中級後半はガンガンナチュラルスピードで話すようにしています。

それは日本語学校で教えていた時、学生から「先生の話はわかるのに、日常で会う日本人の日本語がわからない」と言われたからです。

話すスピードもそうですが、ときどき友だちスタイル(タメ口)でカジュアルに雑談する時間を設けたりして、徐々に「ですます体」以外の日本語に触れるように授業をやっています。

授業が始まって5分ぐらいとなり友だちと「雑談」する「スモールトーク」という活動をしたこともあります。

いま教えている「上級」では、それが国の経済や社会問題をみんなで共有する時間に当てたりします。

いわばアイスブレイク時間です。

この活動は語彙も増えますし、学生が積極的に話したい(話さなければいけない)時間になるので、学生からは好評でした。

もし、中級以上であまり語彙力や会話力が上がらない……ひたすらJLPT対策しかしなくてマンネリ化しているなら、ぜひやってみてください。

ただし、注意点が!

会話が弾みすぎて、通常の授業進度に食い込んでしまうので、教師は時間のコントロール(時間制限)してくださいね。

私はそれで何度か失敗しています(笑)

この情報が、みなさまのお役にたったら幸いです😊

最後までお読みいただきありがとうございました!


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