見出し画像

【現職者必見!】登録日本語教員の資格取得に係る経過措置について

こんにちは。日本語教師のさじここです。

文化庁から「登録日本語教員の資格取得に係る経過措置」の具体的な内容が更新されたので、シェアします!

以下は、文化庁が出した、「登録日本語教員の資格取得ルート」の概要のリンクになります。

https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/pdf/93964001_03.pdf

まず、こちらで、ご自身がどのルートになるか確認しましょう!


画像は文化庁HP「登録日本語教員の資格取得に係る経過措置」https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/pdf/93964001_03.pdfより複製引用

今回、現職者でも、日本語教育能力検定試験に合格者でも合格した年(受験年)によって免除されるものが変わることが明示されています。

また、養成講座でも要件に満たしている講座だと認められている過過程の修了者とそうではない人では免除されるものが変わります。

これをみただけでも、かなり複雑化していることがわかりますよね。。。

現職者に該当する人は、平成31年4月1日〜令和11年の3月31日の間に1年以上告示校の日本語学校や大学などで働いた人のことを指すそうです。

私の場合、現在大学などで1年以上教えている+検定合格(2015年)なので、E-2のルートに当たります。

これでも、全部免除にならず、「講習II」と「講習修了認定試験II」を受けなきゃならないようです……(検定合格+養成講座+大学院(日本語教育)まで行っていても……)

講習??なんだこれ?😳って感じでしたので、調べてみました。

以下の画像は文化庁HP(https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/kikan_toroku_wg/wg_03/pdf/93932701_04.pdf)から抜粋したものです。


文化庁HP「登録日本語教員の経験者講習について(案)」https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/kikan_toroku_wg/wg_03/pdf/93932701_04.pdf より複写引用 (2023.11.6閲覧)
文化庁HP「登録日本語教員の経験者講習について(案)」https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/kikan_toroku_wg/wg_03/pdf/93932701_04.pdf より複写引用 (2023.11.6閲覧)

講習IIの内容はですね、大学院でやった&養成講座でもやったやつ〜〜(笑)

90分✖️10コマ+修了認定試験(100問)なので、大学の半期の授業とかわらない授業時間です(泣)

え?そんな時間どこにあるのでしょう??

現職者のための講習ですよね????(あれ???)

修了認定試験を先に受けさせてもらって、できなかったところだけオンデマンド補講をするって方向じゃだめなんですか??
って思っちゃいました😅

あとですね、大学で授業している&最近まで大学院生だった身からすると、90分動画視聴はマジきつい!

もうね、2倍速とかでみんな動画見ちゃいますよ(笑)

最近の大学生はみんなそうしている……理由を聞いたら、「時間がもったいない」「どうせ読めばわかる」という。

だから、大学のオンデマンド授業は動画を15分〜20分程度を数本に分けて、合間に課題を設定するという手法が取られていたりします。

本当にこれって質高められるのかな……って感じです。
わたし、最後まで動画完走できるのか、自信がない!😭

あと、動画の質が重要ですよね!!
わかりやすく面白さもある感じでお願いしたい(その辺りはユーチューバーを見習ってほしい)!

原稿(教科書)をただ読み上げるだけ、スライド文字びっしりの動画はちょっとな……と思いました。

日本語授業論という科目で教材開発、ICTとかあるのだからお願いします!!

と個人的に思います。

講習料払いますしね!

私は登録日本語教員に関するパブコメを色々送ってきましたが、ここは盲点でして、コメントできていない。

本当に悔やまれる……泣

もう走り出しているので、止められないでしょう……

ここまでして、登録日本語教員になった人は、何が利益を得られるのでしょうかね???

ますます、日本語教師の道を狭きものにして、来る人を拒むような業界にならないか心配です。

もちろん、知識のアップデートは必要です。

日本語教師たるもの教えるだけではなく、いろんなことを学び続け自分自身で成長していかないといけないとも思います。

ただね、負担がものすごいワケです。
なのにリターンがない感じ……(泣)

私は大学の非常勤やっています。
確かに、日本語学校より時給は高い……
でも、それだけでは正直食っていけないです。
日本語学校なら尚更です。

自腹切って研修や試験を受けて、登録日本語教員になったとしても、毎年登録料を払わなきゃならない。

かといって、それがないと日本語学校では働けない。

日本語学校で働き続けても、時給が上がる未来が見えてこない。

書いていてなんだか悲しくなりました。。

ますます人手不足にならないか本当に心配です。。。

登録日本語教員の資格化はもう大詰めのところまで来ています。

日本語教師として働き続けるつもりなら、これは資格の大変革なので、ご自身て積極的に文化庁のHPやこの話を親切に発信してくれる方のSNSで情報を取りに行きましょう!!

私は普段はこういう内容は他の人が書いてくれているからあまり書かないのですが、今回はおったまげた研修内容(自分が見落としていた内容)だったので書きました。

半分愚痴になっちゃいましたが、みなさまのお役に立ったら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?