【風の歌を聴け】にまつわる噂
村上春樹さんのデビュー作。初めて読んだのは、かれこれ40年ほど前になりますか。
とても印象深く残っているのです。
今回の【物語講座】は、独創性について確認しようかと思います。模倣でいいじゃない。マネしまくろうぜ的な話です。
村上作品のネタバレがあります。
お気をつけ下さい💦
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感想ですか?
うーん。言いにくいなあ。
ファンの方に叱られそうです😅
でもまあ、これを書かないと今回の話には繋がりませんから思い切って書きましょう!
パクリじゃん😱
はい。これが第一感でした。
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あれ。うーん。やれやれ。朧げな記憶です。
どうだったかなあ( ̄。 ̄;)
うまく思い出せません。
プラスの感情だったかマイナスだったのか。とにかく唖然としたことだけは確かです。
え。こういうのってあり?
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あ。思い出した。
プラスの感情でしたね(*⌒▽⌒*)
そっか。オリジナルでなくていいんだ。マネしていいのね。そりゃラクだわ。
そこで気づきました♡
これまでにない完全オリジナルな作品を書こうとするならば、これまでに書かれた無数の作品をすべて否定することになる。
いろいろと否定してたんだ!
だから苦しかったのね。孤独だったわ。
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当時の私、文学に限らず、オリジナリティがないと価値を認めない心境でした。
若いなあ(;¬_¬)
40年を経た今は、パクリ大いに結構。というか、模倣や継ぎはぎこそが重要。そう考えているくらいなのです。
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【風の歌を聴け】のどこがパクリ?
短い章立て。1行で終わるのもある。Tシャツのイラストまで。う。いいのか。これって、あの人の作品にもあったよね。
極めつけデレク・ハートフィールド
マジか。キルゴア・トラウトじゃん!
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短い章立ては、カート・ヴォネガットです。
たまにイラストも入る。
小説の中に、キルゴア・トラウトという架空のSF作家が出てきます。架空の作家の架空の作品についても語られる。
これはもう、パクリ以外の何ものでもない。謎を暴いた得意げな気分でした♬
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さて、それからの40年を振り返れば、惜しいことしたよねという感慨にふけってしまう。どうしてもっとマネしなかったかな?
形式を借りて自分を語れ!
あの頃の私にこう言ってやりたいのです。
でもまあ、どうでしょう。仮にそうしても、結局のところ今の自分と変わらないかもしれません。このままでいい気もするのです。
ではまた♡
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