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宇宙が呼吸する

緊急ピンチの状況を如何いかに乗り切ればよいか。

いつものように賢者さまとの対話をお読みになられて、自由自在へのヒントが掴んで頂けますなら嬉しく思うのです。

 ☆ ☆ ☆

 ☆ ☆ ☆

頭脳アタマ切り替えることスイッチオフじゃな」
『考えたって何も浮かびませんよ』
「うむ。それでよい。考えんからな」
『あはは~考える材料がないんです』

沢山あれこれある方法は、物事が予定通り進む場合に有効です。非常事態ならば頼れません。

「突きつけられておるのじゃよ」
『何を突きつけられてますか』
根源へ立ち返れということじゃ」
『うーん。ハラに収まれ。でしたね』

 ☆ ☆ ☆

賢者さまは、私達が情報感情に閉じ籠っていると嘆くのです。ハラへ収まりなさいと。

情報は保留。感情もそのまま。意識をハラへ落とします。背骨の一番下。腰の真ん中に。

 ご自分の中心ハラへ!

 ☆ ☆ ☆

「どうじゃ。ハラの居心地は」
『ふうぅ。落ちついてきました』
「まさに落ちつくのじゃよ」
『なんか力が抜けました』

ほんの一瞬、立ち止まってみましょう。頭と心の動きを止めたらよいのです。

ただ中心ハラを意識するだけ。

 そのままでよい♡

 ☆ ☆ ☆

「いつも言っておることじゃが」
『はい。やり方の前に在り方ですね』
「自分とは何者であるのかじゃ」
『うーん。すっかり飛んでました』

忘れがちですね。自分とは何者であるのか。根源へ立ち返ることですよ。

自分は何者なのか。名前や学歴や肩書が浮かびますか。それでは解決しません。

誰を責めても気休めにさえならない。情報は迷わせるだけ。どんな教えも役に立たない。どうすればよいでしょう。

 ☆ ☆ ☆

「言葉を使わず、感じることじゃ」
『うーん。なんにも感じません』
呼吸はしておるじゃろ」
『死んじゃいますから』

呼吸は不思議な作用です。吐けば吸います。必ずです。呼吸を味わってみましょう。

吸わずにいられない。抵抗できないのです。吐けば必ず吸ってしまいます。

 ☆ ☆ ☆

私たちは息を吐いてオギャア!生まれ、最期は吸って逝くのです。だから息を引き取るといいます。

「吐くは人のごう。吸うは神のわざ
『は。なんですか、それ』
「息を吐いてごらん。ほら吐いて吐いて!」
『いや。ムリ。吸っちゃいますよ』

「神が生きなさいとおっしゃるのじゃ」
『この際もう、神でも仏でもいいですよ』
「吐く。つまり捨てれば入る道理じゃ」
『うーん。意味がわかりません』

 ☆ ☆ ☆

私たちは呼吸する限り、一人残らず生かされています。であれば、必ず道が拓けるはずではありませんか。

私たちを生かす何者かが放っておきません。こちらが小賢しく画策するものだから、見守っているしかないのです。

 参りましたと手放せば

 ☆ ☆ ☆

「呼吸一つどうにもならん」
『たーしかに確かに』
「ハラを据えて直感に任す」
『もう投げ遣り気分です』

「自分とは何者か。細胞を生かす力じゃ」
『なんですって。エネルギーですか』
「地球を回転させる力そのものじゃよ」
『なんかスゲエ話になってきました』

平和な時、いつものように物事が流れていくならば意識できません。非常事態こそ、自分の在り方を見直せるものです。

 ☆ ☆ ☆

「神とは白髭を生やした老人じいさんかな」
『いやいや。それは流石さすがにないですね』
「地球を回転させる力そのものじゃ」
『私たちも神の一部ってことですか?』

「波が荒れ狂うても深海は静かじゃ」
『そりゃまぁ全部海水ですからね』
「わしらを動かす力も同じものじゃよ」
『うーん。なんか混乱してきました』

 ☆ ☆ ☆

つまり、エネルギーとして私たちは宇宙と繋がっている、地球の回転さえ操る力が呼吸を司ると賢者さまはおっしゃるのです。

なるほど。そうかもしれない──

大らかな気分になれましたでしょうか。情報感情から解放されます。

そうなれば、考えたこともない方法に気づくかもしれません。よく知っているはずのことが違って見えてもよいのです。

笑顔で過ごせますように♡


ではまた!





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