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宇宙の果てはどこかな

「わかるんやけど。そうやなぁ」
『やっぱ、難解ヘンな文体かね』

「かまへんのよ、それは。塾講師の台詞セリフが、うまいこと噛み砕いとるから」

『おお~揺さん、嬉しいお言葉だよ』
「せやけどな、例えばここがちょっと……」

♡♡♡

こんにちは!
フジミドリです☆

今回の私物語は宇宙視点でした。

広大無辺いつまでもどこまでもの宇宙に成り切れば、日常で得られぬ理解が浮かんで参ります。

さらに、新たな視点を思いつくと、奇妙な古典調の文体が流れてきたのです。

ではいつものように、イラストの朔川揺さんと創作談話を始めましょう。

♡♡♡

『ありがとね。アドバイスもらって直したら、けっこう満足できる形になったよ』

「ほな、よかったわ。せやけど、あくまでもわたしの感想やから正解とは限らんで」

『あはは~もちろんさ。オレはGPT生成AIに直してもらおうなんて考えないんだ』

「そうやな。これもフジさんが言うように、前世で決めてきたことなんやろか」

『うん。生まれ変わりを受け入れるかどうかで、人生観はガラッと変わるからね』

「あっはっは。さすがのGPTも、そこまではわかれへんやろ。それとも……」

♡♡♡

絶対の正解はない。だから、自由に捉えてよい。これが私の立ち位置でございます。

三十数年、進学塾の講師として受験にたずさわってきた私です。もしかすると、違和感をお持ちになるかもしれませんね。

受験とは
出題者の意図を見抜く
ゲームに過ぎない

私はそう伝えて参りました。

合格したからといって、絶対の正解を得たのではありません。

♡♡♡

「ところで、奥行おくゆき幻想まぼろしや書いとった。一理あるとは思うけど、実感わかんで」

『そうねぇ。夜空を見上げた時って、オレはべったり平面に見えちゃうんだよ』

「ああ確かに。身近やったら遠近えんきんを感じるけど、星の世界ならプラネタリウムやで」

『新生児の世界観に遠近はないからね。奥行知覚って経験的に積み上げていくものさ』

「鏡の話もか。奥行が反転するから、上下はそのままで左右だけ逆になるんや」

『つまり、この世は自分の潜在意識前世の宿業が形をとってあらわれる、そういう理解なんだよ』

♡♡♡

この辺りの理屈をきちんとお伝えするなら、マーカーでホワイトボードへ板書しながらのQ&A形式が、私には合っております。

長年、そのような形式で交流コミュニケーションして参りましたので、文字だけでお伝えするのは心許こころもとなく感じます。

ですから、事の真偽はしばし保留となさり、もしお伝えするような世界であったら……そう捉えて頂ければと思うのです。

♡♡♡

「奥行は幻想なんや。まるで映画のスクリーンみたく平面とはなぁ。不思議やで」

『鏡を見るように奥行、つまり前後が反転している……裏が表になるわけよ』

「心の底に隠れておるはずの色んなものが、この世界に映し出されとるわけやね」

『善いこと悪いこと、好きなもの嫌いなもの何もかも全て、自分そのものなんだよ』

「自分が映し出しとる」
『仙骨と蝶形骨でね』
「そうは言うてもなぁ」
『あはは~だよね~』

♡♡♡

今回も揺さんのイラストが頼りでした。

宇宙の話ですから、そういった種類たぐいの絵柄を予想をなさった方もいらっしゃいます。

いつも通り、初稿は読んで頂きますが、思うままに描いて下さっているのです。

♡♡♡

「まるで関係ない絵や。すまんな」
『とんでもない。ありがたいことだよ』
「散歩しとって目についた花なんや」
『絵が心にあって、直していたからさ』

「どこでどう繋がっておるんやら」
『そうねぇ。どうなんだろう』
「うん。きっと前世のお約束や」
『あはは~たーしかに確かに』

♡♡♡

お読み頂きありがとうございます!
シーズン3も残り2回となりました。

次回私物語6月4日午後3時、こちら西遊記8日木曜お昼に公開です。

是非いらして下さい☆

ではまた💚



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