見出し画像

真の豊かさはどこに

「今回はお金の二巡目やったな」
『幽界で学んで参りました!』
「せやけど、目から鱗な話やで」
『スビバセン。オレもでございます』

「わたしら別々やけど元を辿れば一つ。神さんから見て、滑稽に映っとるんやろな。お金も一つ。寄ってたかって奪いうてる」

『突き詰めれば素粒子なのに、これはオレの金、あたしん、自分の財産もの。そう思い込んで必死に守ってんだからさ』

「死後の世界で明らかんなるわけや」
『バカみてえって後悔するのさ』

♡♡♡

こんにちは!
フジミドリです☆

日曜午後3時の私物語わたしものがたり、今回はお金に関する幽界見聞録ゆうかいけんぶんろくでございます。

お楽しみ頂けましたでしょうか。

ではいつものように、イラストの朔川揺さんと創作談話お届け致します。

♡♡♡

「死後の世界におるわたしが本物やったら、こっちで悩んで苦しむんはアホらしな」

『けど、悩みや苦しみを味わうために生まれたってんだからさ。やれやれだね』

「何でもできる自由自在は退屈つまらんか……この世でなったことないからわかれへん」

『悩んで苦しんだオレは偉かった。褒められるとさぁ……嬉しくて泣けたよ』

♡♡♡

お金ばかりではないのです。

健康。恋愛や親子も含む人間関係。そして仕事……細かく分ければキリがございません。

とにかく、私たちは悩みを解消し、苦しみから逃れようと奮闘努力するのです。

ところが、この世に生まれた目的が悩み苦しむためと聞けば、にわかには信じられません。

♡♡♡

「まぁフジさんが頑張って書いても、地球人全体から見たら、読む人少ないやろな」

『あはは~お一人でも読んでくれたら嬉しいことだよ。人数は関係ないからさ』

「なるほど。元を辿れば一つやもん。一人に伝えても百万人が読んでも同じことか」

『そうわかれば、気も楽になってくるよ。苦しんでいる人が多いからね』

♡♡♡

以前の私は、この理解を広めたい、より良い世の中になるだろう、と考えておりました。

それで、縁ある生徒や親御さん、出会う人々へ言葉を選んで伝えてきたのです。

ところが、幽界探索を始めたところ、少しばかり心境が変わって参ります。

外へ向けて発信するより、自分の中を探っていく方が心地よいのは何故だろう……

♡♡♡

「結局のところ、わたしら一人ひとりが悩み苦しむ人生を組み込んで来とるんやな」

『そう。だから安易に助けるのはお節介さ。守護霊が憑いてるからね。越権行為なの』

「悟り澄ましたつもりで偉そうに説教するんは、驕り高ぶっとる証拠いうわけや」

『うーん。もしそうなったら、悪霊に取り憑かれているのかもしれないよ』

♡♡♡

私の世界観には悪霊が存在します。

幽界はもちろんのこと、さらに精妙な波動である霊界でさえ存在致します。

その上は、神なる法則そのものである神界なので、もはや全てが一つと言えましょう。

♡♡♡

「霊界の悪霊いうたら怖そうやで」
『スゲえパワーあるみたいだよ』
「こっち来るんか。その連中」
『いやいや。次元が違うからさ』

「ほなええけど。テレビでやっとる守護霊とか、誰それの霊とかあるやん。あれって」

『あはは~大抵は幽界の低い領域から来てる出たがりだね。成りすましっていうか』

「は。マジか。知らんかったわ」
『守護霊はこっちに出てこないよ』

♡♡♡

なかなか奥深い仕組みのようです。

私はもちろん、守護の神霊でさえ全貌が掴めているわけではございません。

そもそも全貌などあるのかどうか──

幽界見聞録を書くにあたり、私の知る限りでお伝えできればと考えました。

♡♡♡

「退屈せんで済みそうやな」
『オレのライフワークさ』
「霊界でもやるんやろ」
『たーしかに確かに』

「神の領域まで終わりのない仕事やもんな。わたしもイラスト描いて携わっとるかも」

『もちろんだよ。神を知るってことが、自分自身の理解へ繋がるんだからね』

♡♡♡

今回のイラストは、頭を撫でてもらえて嬉しそうな柴犬ワンちゃんでした。

絵の世界で生きる笑顔を見るたび、私自身が褒められている気分になったものです。

イラストへ向けて最後の会話がまとまり、話の流れも軸は通ったように感じております。

♡♡♡

「フジさんは塾の先生やから、生徒を褒めても、自分が褒められるんはないやろな」

『たーしかに確かに。今回、イラストのお陰で肉体の自分を褒めてやれたかも』

「ほなよかったわ。フジさんが、褒めてくれはるから、また描こうかいう気になる」

『ありがたいご縁だよ。柴犬と対話してる感じでね。あ。お金とも対話できるかな』

♡♡♡

日本人は自然と対話する。

そんな言説をお聞きでしょうか。

厳密には、日本語を母語となさる方です。

外国の遺伝子があっても日本に生まれつく、あるいは日本人の遺伝子でも、母語が違えば事態は異なるそうでございます。

♡♡♡

「虫の声を左脳で聞くんやったな」
『他の言語で育つと雑音らしい』
「自然と対話する言語なんやろか」
『これって真の豊かさじゃないかね』

「空を見上げて流れる雲と話すとかな」
『草木や風の声も聞こえてくるのさ』
風と木の詩……は。あかん。今のナシや」
『ちょっと揺さん、それって( ̄▽ ̄)』

♡♡♡

お読み頂きありがとうございます!

次回の私物語は10月29日午後3時です。

こちら西遊記の創作談話が、木曜の朝8時に公開となります。

是非いらして下さい☆


ではまた💚


ありがとうございます│頂いたお金は巡りめぐってあなたの元へ還っていくでしょう│何倍にもなって☆