水民マガジン スイムの見方 泳ぎは身体構造に縛られている

日本列島の太平洋側が栄え 日本海側が廃れがちなのは 人間の身体構造の影響があるのではないか? 
意識の焦点は 身体の背中より前面に向きやすい
そんな事を思い 思わず嗤ってしまった
しかし 昔はそうではなかった
日本海は 大陸や朝鮮半島を向いて むしろ日本海側の方が栄えていたのである 
つまり 日本海側が前面 太平洋側が背中だった
ところが 敗戦で日本人の意識は 太平洋の彼方のアメリカに向くようになった
何の話やったっけ?

泳ぎを考えるにあたって 身体構造を理解するのは必須である 
ところが その辺の認識がなく 水泳を教えている指導者は多い

今回は 身体構造の制約のうち 骨格について考えたい

人の身体には 可動域というものがある
基本 手を組んだまま 腕を背中に回すのは 難しい(出来る人はいる)
胴体を動かすことなく 首を180°回す事は不可能である
だから映画『エクソシスト』の少女の首が真後ろに向くシーンに みんな驚くのだ(古い話を出してしまった)
いちばん トレンディーな話題だと肩甲骨!
肩甲骨は 肩を回す動作に かなりの制約を与えている
たぶん 肩甲骨がないと 肩周りの骨格が バラバラになってしまうのだろう
そんなわけで 人の身体は 骨格によって 可動域が制約されている 

水泳(たぶん ほとんどの運動の)動作の基本は
『すべての動作を可動域の範囲内で行なう』
である
この基本をはずすから スイマーズ・ショルダーが起こるのだろう
強度 頻度など 別の要因もあるんだろうけど




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