vol.0147 面接で何を聞いたらいいかわかりません。(4/5)

vol.0144 面接で何を聞いたらいいかわかりません。(1/5)」で
概要をお伝えし、
前々回前回で、
見極めの面接である目的1の解説をしました。

■目的1:自社で活躍ができる人材なのかどうかを知りたい
■目的2:自社を将来の有力な入社先として考えてほしい
■目的3:内定承諾意志を固めてほしい

今回は
■目的2:自社を将来の有力な入社先として考えてほしい
の解説をしていきます。


■目的2:自社を将来の有力な入社先として考えてほしい

これは選考過程の途中で行う魅了の面接になります。

面接に臨む面接官のスタンスとしては、
目の前の就活生の進路検討の相談者です。

就活生に、会社を選ぶにあたり
大切にしている基準を訪ねた時に、
明確な基準を語る人がいます。

しかし、社会に出て仕事をしたことがない
あくまでイメージの中で大切だと思い込んでいる
基準でしかない
ということは知っておかねば
なりません。


仕事や職種のほんの表面だけを見て、
自分のここが向いているという思い込みは
その後大きな落とし穴にはまる危険をはらんでいます。

就活生は自分に向いていると思って
志望しています。
しかし実際に入社をして自分が全然活躍できない
という現実に直面したときに、
できると思っていて、むしろそれを主張して
入社した会社に居続けられるほど、
最近の就活生のメンタルは強くできていません


何が言いたいかと申しますと、
目の前の就活生の志望の根拠を聞いて、
その就活生が本当に求めることは何なのか?

をその就活生が納得できるように説明をすると、

その就活生は急に自分が信じていた根拠が
都合の良い面だけを見て判断していた
理想郷だったことに気付き、自分の判断に
自信が持てなくなります。

そこで目の前の就活生が求めることを
自社を含む複数の選択肢を出して、

「こういうところは考えてないの?
 むしろ○○さんが求めることに近いように
 思うけど?」

と相手にとって
客観的に良いと思われるアドバイスを
中立な立場でしてくれる人という立ち位置を
獲得できるチャンス
ができます。


ここで関係を取ることができたならば、
今現在就活が進んでいて最終的に
どこの企業が採用の競合になるかを
教えてもらえる可能性が高まります。

この時点では(いつでもそうですが)、
他社を否定することは辞めた方がいいです。

それよりも、目の前の就活生にとって
それぞれの企業の選択肢が
良い点、良くない点、どう映るのかを
教えてあげて就活生が考える手助けをする
にとどめるべきです。

そこまで関係ができていれば、
自社が目の前の就活生の志向とあまりにも
外れていなければ、急に選考辞退という
ことにはならないでしょう。

次のステップである
内定承諾どうするの?
まで歩を進めることができるかと思います。


次回は
■目的3:内定承諾意志を固めてほしい
の解説をしていきます。


最後までお読みいただきありがとうございました。
フォローしてくださると、励みになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?