vol.0144 面接で何を聞いたらいいかわかりません。(1/5)

採用職人の清田です。

今日のご質問は、
「面接で何を聞いたらいいかわかりません。」
というものです。


就活生からすると意外なことですけれど、
面接に悩みを抱えている採用担当者って
結構多いんですよね。

僕が就活生の時には、
面接官はおきまりの質問があって、
それを聞くだけなんじゃないか?
と思っていたのですけれど、
就活を進めるうちに、
そんな担当者もいるけれど、
大きな型みたいなものはあっても、
基本的に対話ベースで面接を進めて
くれる担当者もいる。

そうか、面接って教科書みたいな
ものがあるのではなくて、
個人個人が勝手に考えて進めていく
ものなんだ。

と気付きましたよね。


それで、こうも思ってしまうわけです。

「面接官によって、その会社を魅力的に思うか
 どうかが結構変わる。」

これ残酷ですよね。
こうしろ、ああしろという決まった型が
あるわけでなく、自分の裁量に任されている面接によって
就活生が会社を気に入ってくれるか、
気に入ってくれないかに結構影響を与えてしまう。

もっと言うと、
魅力的な面接ができる担当者がいる会社だと
就活生から求められ、
魅力的な面接ができる担当者がいない会社だと
内定承諾のタイミングで選に漏れてしまう。


就活生の立場に立つとその理由も見えてきます。

会社説明会や選考会というのは、
最近でこそ、ただ一方的に説明するだけの会よりも、
双方向でやりとりができるような会の方が
いいのではないか?
という考え方が広まってきていますので、
工夫されている会社さんも増えておりますけれど、

基本的には、一対多ですし説明・解説主体で
話が進んでいくものです。

就活生からすると、面接というのは、
自分の言葉で、自分の知りたいことを質問し、
その質問に対して価値観のすり合わせの会話ができる
初めての機会
となります。

そのはじめての機会で、
自分にとって有意義で、心地よい対話ができる会社と、
自分にとって居心地が悪く、しっくりこない時間になる会社と、
どちらの会社を志望するかは考えるまでもありません。

そういうわけでですね、
面接というものをどのようにしたらいいか?
ということに疑問を持たれる担当者は
イケてると採用職人は思うわけです。


質問者様にとって、
有意義な回答だったなぁと思ってもらえるように、
回答していけたらと思います。


まず何事もそうなのですが、
30分なり60分の面接という時間を使って、
どのような目的を果たせたなら成功なのか?

という目的の設定が重要です。

■目的1:自社で活躍ができる人材なのかどうかを知りたい

■目的2:自社を将来の有力な入社先として考えてほしい

■目的3:内定承諾意志を固めてほしい

目的を3つに分けたということは、
それぞれの目的によって面接の進め方が変わる
ということを示しています。

ちなみに、面接なのか、面談なのか?
という日本語の解釈の問題もありますけれど、
このnoteに関しましては、
面接と面談をどちらも面接と表現することにします。


それでは次回
目的1から見ていきます。


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