公立学校の世界へようこそ
2.小学校教師編
⑧今後の小学校教育について(地域連携の観点から)
少し前から、地域の学校は、地域の子どもたちのためだけでなく、地域の方々にも何か還元したり、逆にお手伝いしてもらえることがあればお手伝いしてもらうことが大事といった観点で語られています。
私が勤務した何校かの学校でも、全ての学校において、地域との連携を必ずやっていました。
昔から、親御さんが主体となってされているPTA活動があると思うのですが、この活動とは別に地域の方々が学校教育に何らか携わってくれているイメージです。
例えば、学校の中の畑や花壇の手入れだったり、登下校中の見守り運動であったりなどは、多くの学校で実施されているのではないでしょうか。(もちろん、これらの活動をPTAの方々がされているパターンもあります。)
また、以前勤務してた学校では、昔の遊びの学習が2年生の生活科の授業や3年生の総合あるいは社会の授業であったのですが、そのときに地域の方々が来られて、いろんな昔の遊びの仕方やアドバイスをしていただきました。
さらに、絵本の読み聞かせのボランティアの方々も学校に来られて、週に1回くらいのペースで各クラスで朝の時間に絵本の読み聞かせをしていただきました。
ですので、最近は、地域の方々が学校活動に参加されている率というのは高いのではないかと思います。
確かに、教員の立場としては、打ち合わせに時間がとられたり、実際に来られたときに、不手際がないようにといろいろ神経を使います。
しかし、少し見方を変えると、子どもたちにとって、いろんな大人の方と触れ合うことができるのは、それ自体とても大きな経験ですよね。しかも地域の方々なので、日常的に顔見知りというのはとてもありがたいです。
特に、核家庭化が著しい現在において、特に高齢者の方々と接することの重要性をひしひしと感じました。
また、地域によっては、赤ちゃん先生を実施しているところもありますよね。
さらに、このような取り組みは、子どもたちの情操教育上にとてもいいことだと考えます。
ですので、確かに現場の教員にとっては大変な面もあるのですが、引き続き、子どもたちのために地域の方を交えて取り組んでいって欲しいと切に願います。
ということで、本日はこの辺で👋
p.s.Kindle本を3冊出版しました。
ゴールデンウィークのお供にどうですか⁈笑
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