晩秋の山景色 近場の紅葉パッチワーク
晩秋の山。
今年の秋は、11月初旬まで全国的に気温が高くて、本来の秋らしい気候ではなかったですね。でも、中・下旬になって気温の寒暖差が大きくなって、山の景色も色づきが濃くなってきました。
写真には、写真でしか伝えられないものがあります。でも、わたしには写真技術がないので、今回は、写真ではなく紅葉に合うであろう「和色」の名前で、「晩秋の紅葉パッチワーク」を想像してみようと思います。
<赤系統>
「宍色(ししいろ)」「甚三紅(じんざもみ)」「真朱(まそお)」「躑躅色(つつじいろ)」「牡丹色(ぼたんいろ)」「薔薇色(ばらいろ)」「韓紅(からくれない)」「銀朱(ぎんしゅ)」「赤紅(あかべに)」「猩々緋(しょうじょうひ)」「紅(くれない)」「深緋(こきひ)」「赤丹(あかに)」「紅赤(べにあか)」「臙脂(えんじ)」「朱・緋(あけ)」「茜色(あかねいろ)」「紅海老茶(べにえびちゃ)」「蘇芳(すおう)」「真紅(しんく)」「珊瑚朱色(さんごしゅいろ)」「深支子(こきくちなし)」「浅緋(うすきひ)」「真そほ」「洗朱(あらいしゅ)」「遠州茶(えんしゅうちゃ)」「紅樺色(べにかばいろ)」「赤香(あかこう)」
<黄系統>
「蒲公英色(たんぽぽいろ)」「中黄(ちゅうき)」「黄檗色(きはだいろ)」「花葉色(はなばいろ)」「玉蜀黍色(とうもろこしいろ)」「金糸雀色(かなりあいろ)」「黄支子色(きくちなしいろ)」「支子色(くちなしいろ)」「山吹色(やまぶきいろ)」「鬱金色(うこんいろ)」「藤黄(とうおう)」「黄金(こがね)」「櫨染(はじぞめ)」「黄朽葉色(きくちばいろ)」「山吹茶(やまぶきちゃ)」「芥子色(からしいろ)」「緑黄色(りょくおうしょく)」「鶸色(ひわいろ)」「萱草色(かんぞういろ)」「柑子色(こうじいろ)」「金茶(きんちゃ)」「蜜柑色(みかんいろ)」「黄赤(きあか)」「人参色(にんじんいろ)」「橙色(だいだいいろ)」
<茶系統>
「洒落柿(しゃれがき)」「丁子色(ちょうじいろ)」「香色(こういろ)」「枯色(かれいろ)」「*(そほ)」「小豆色(あずきいろ)」「枯茶(からちゃ)」「飴色(あめいろ)」「駱駝色(らくだいろ)」「黄唐茶(きがらちゃ)」「桑染(くわぞめ)」「櫨色(はじいろ)」「黄*(きつるばみ)」「丁字染(ちょうじぞめ)」「香染(こうぞめ)」「枇杷茶(びわちゃ)」「芝翫茶(しかんちゃ)」「焦香(こがれこう)」「胡桃色(くるみいろ)」「渋紙色(しぶかみいろ)」「朽葉色(くちばいろ)」「桑茶(くわちゃ)」「路考茶(ろこうちゃ)」「伽羅色(きゃらいろ)」「江戸茶(えどちゃ)」「樺色(かばいろ)」「土器色(かわらけいろ)」「琥珀色(こはくいろ)」「煉瓦色(れんがいろ)」「雀茶(すずめちゃ)」「団十郎茶(だんじゅうろうちゃ)」「紅鳶(べにとび)」「檜皮色(ひわだいろ)」「柿茶(かきちゃ)」
……。
参考サイト KOTONOHA ウェブ [和色] 日本の伝統色 一覧277色と季節の色
書き尽くせないほどの和色がどんどん出てきます。これらの言葉でパッチワークを作ろうとすると、無限に近い組み合わせで、いろんなパッチワーク模様ができそうですね。
日本人の自然への感性・感覚というのは、長い時間を経て培われたという感じがします。ほんとうに奥が深いですね。
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