夏野みちお

夏野みちおの雑記noteです。移りゆく日常を私なりの表現で書いてみたいと思います。

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最近の記事

季節外れの来客

11月下旬になり、気温もようやく低くなり寒さを感じるようになりました。室内を暖かくするために、旧式の石油ストーブに火を点けようとすると、思わずビックリ。この季節では見かけたことのなかった緑色のバッタが石油ストーブにしがみついていました。5センチ位のショウリョウバッタです。室内が寒いのか、まったく動く様子がありません。これは、わたしにとって、ちょっとした珍事でした。 冬に入る直前、この季節、山には茶色や暗い赤色、くすんだ黄色、濃く沈んだ緑に彩られています。人間の生活圏でも、暖

    • 晩秋の山景色 近場の紅葉パッチワーク

      晩秋の山。 今年の秋は、11月初旬まで全国的に気温が高くて、本来の秋らしい気候ではなかったですね。でも、中・下旬になって気温の寒暖差が大きくなって、山の景色も色づきが濃くなってきました。 写真には、写真でしか伝えられないものがあります。でも、わたしには写真技術がないので、今回は、写真ではなく紅葉に合うであろう「和色」の名前で、「晩秋の紅葉パッチワーク」を想像してみようと思います。 <赤系統> 「宍色(ししいろ)」「甚三紅(じんざもみ)」「真朱(まそお)」「躑躅色(つつじい

      • 2023年春 嵐になる?

        玄関に桜の花びらが一枚。 遠くの桜並木から、風に飛ばされてきたようです。 「これから天候が荒れて、花びらは散ります」 桜からのお知らせですね。 町内の回覧板みたいに、玄関先にポツンと置かれていました。 季節ごとに届けられる、木々からのお知らせ。さり気なくて素敵ですね。 今日は近所の小学校で入学式が行われます。お子さんや家族にとって、一生に一度きりのイベントです。穏やかな天気に恵まれ、ステキな思い出になると良いですね。

        • 今年もツバメがやってきました

          2023年3月26日 今年もツバメが家の中に入ってきました。 毎年3月末ころにやってきますから、ほぼ例年通りですね。 ただ、今年はいつもと違う点が一つありました。 いつもはオス一羽だけでやってくるのですが、今年はツガイ揃って家の中に入ってきました。 上の写真は、その姿です。驚かさないようになるべく離れて撮ったため、ちょっと画像が不鮮明です。 ツバメたちは家の中にはいると、さっそく古い巣の修繕のために飛び回っていました。 夜になり、一緒に巣の中に入り眠りについていました。

        季節外れの来客

          石占い(おもかる石)と地域猫、どっちを持ってみようか?

          知人が、ある神社で撮った写真送ってきてくれました。 「おもかる石」という物がある神社に行った時の写真だそうです。 「おもかる石」とは、石占いが起源だそうです。この石占いとは、神社や寺院に置かれている特定の石を持ち上げて、その時に重く感じるか軽く感じるかどうかで、吉凶や自分の願い事が叶うかどうかを占うものだそうです。 「おもかる石」の原理は、自分の体が「自分にとって良いもの・必要なもの」と受け入れる時は軽く感じられ、「自分のとって良くないもの・不必要なもの」となれば重く感じ

          石占い(おもかる石)と地域猫、どっちを持ってみようか?

          幸運の前兆といわれる「ハグロトンボ」

          私の職場の近くに「霧島つつじ」が植えてある一画があります。 近くの用水路に、八月中頃から一頭の「ハグロトンボ(羽黒蜻蛉)」が、フワリフワリと飛んでいました。 小さい頃は、カラフルで可愛い「イトトンボ」はよく見たのですが、黒いトンボはほとんど見かけることはありませんでした。ハグロトンボの飛びかたをよく見ていると、パタパタとした仕草に可愛さを感じます。 日本では昔から、黒いトンボは縁起が良いと言われています。「ご先祖様の化身」とか「神様の使い」として大切にされてきたようです

          幸運の前兆といわれる「ハグロトンボ」

          ツバクロ、三度目の子育てと巣立ち

          暦の上では「処暑」も過ぎましたね。 八月の初旬は、日本中が危険な暑さに覆われていました。原因の一つに、太平洋高気圧の上にチベット高気圧が覆いかぶさっていためとも言われていました。 この危険な暑さは、人間だけではなくほとんどの動物植物にとっても、本当にきびしい夏でした。 我が家で子育てをしていた親燕も、子燕たちに餌を与えた後、窓枠にとまり一休みをしていました。クチバシを開けて「はあはあ」と苦し気な姿でした。この時の子燕は、今年2回目の子供たちでしたが、1羽も巣立ちすることはあ

          ツバクロ、三度目の子育てと巣立ち

          親離れできない子燕たち

          今年も、我が家に来た燕の子供たちの巣立ちが始まりました。 生まれ育った巣から、初めて自分の翼で飛ぶ姿。 初々しくて、可愛いですね。 子燕 「飛べるかな?こわいなぁ」 親燕 「大丈夫。思い切って飛んでみなさい」 子燕 「でも、こわいな」 親燕 「はやく飛び込みなさい」 毎年の見慣れた光景ですが、何度見てハラハラします。 (がんばれ~) 今年は、五羽の子燕たちが育ちました。 一羽一羽、飛び方に性格の違いが表れていて面白いですね。 無事に(?)、親燕に追い立てられながらでし

          親離れできない子燕たち

          日本の春の夕暮れ

          桜が満開になった頃の夕暮れ。 淡い桜色に染まった空が、時と共にオレンジ色に変わり、赤くなってゆく。雲の隙間からは、色褪せた青空が見えていた。 4月11日の夕空は「桜色」だった。 空全体に薄い雲が広がり、そこに夕焼け前のパステルピンク色の夕空が現れていました。スマホのカメラで、撮っても撮っても、その空色は撮れない。それが時間とともに、パステルオレンジになり、スジ状のオレンジ色の蛍光色に変わっていきました。 雲の隙間から、昭和の銭湯のタイル壁に描かれているような、色あせた青

          日本の春の夕暮れ

          猫の散歩

          猫の散歩には、自分の縄張りをパトロールするという重要な意味があります。 またそのほかに、近所の猫付き合いの中で、情報を交換する意味もあるのでしょう。 だから、一匹で散歩する時間というのは、気ままに散歩しているようでも、猫にとっては大切なひと時なのでしょうね。だから、飼い主であっても、あまり干渉はしない方が良いのかもしれませんね。 でも、3月中旬に起こったある出来事をきっかけに、この考えを変えようと思います。 その出来事とは、猫が二羽のカラスに囲まれ、怖いのか、固まって

          昭和三十年代の真空管ラジオ

          親戚の叔父さんから聞いた話です。 叔父さんが小学生だった頃の話です。半導体素子を使ったトランジスタラジオが、まだ一般的ではなく、多くの一般家庭では真空管ラジオが主流だった頃の話です。 叔父さんの家にあった真空管ラジオは、電源を入れると、緑色のパイロットランプ(確認表示灯)が点いていたそうです。叔父さんはラジオから流れる音楽やドラマの音声よりも、ぼんやりと光る「緑色のパイロットランプ」を見ているのが好きだったそうです。 小学生の頃、夜、母親にお願いして枕元に真空管ラジオを

          昭和三十年代の真空管ラジオ

          グリーンフラッシュ(=緑閃光)

          「グリーンフラッシュ」は滅多に見られないから、見ることができると幸運になるかもしれない、という話はよく聞きますね。 <グリーンフラッシュ> 確かに、いろいろな気象条件が揃わないと見ることはできない稀な気象現象です。でも、日本は海に囲まれているから水平線は必ず見ることはできますし、日本は先進国でも空気がきれいです。わざわざ遠方に行かなくても、近くの海で見ることも可能だと思います。 だから、挑戦してみることも有りだと思いますよ。さまざまな条件が揃い、なお且つ、運が良ければき

          グリーンフラッシュ(=緑閃光)

          冬の晴れ間

          二十四節気の大寒の頃に撮った海の写真です。 前日までずっと天候が悪く、ようやく暖かい日差しと青空がそろった日の午後。 近くの海岸に行きました。波はちょっとありましたが、それが良かった。日差しが砕ける波に反射して、磨きこまれたさまざまな宝石が輝いているような光景でした。遠方の浜辺の方から、女子中学生たちがうち寄せる波と戯れあっている嬌声が微かに聞こえていました。 こんな光景をずっと見ていると、頭の中がハレーションを起こして、思考が停止してしまうような感覚に陥ってしまいまし

          冬の晴れ間

          日本の伝統行事

          年が明けたら、成人式ですね。ちょっと気が早いですが、新成人のみなさん、おめでとうございます。 ところで、知人から「木彫り天神様を飾りました」と写真が送られてきました。毎年、長男の健やかな成長を願って、大晦日に木彫り天神座像を飾っているそうです。 「天神講」は、学問の神様とされる「菅原道真公」に由来する、日本に伝統行事の一つです。子供の健やかな成長と学業成就を願う伝統行事です。 天神講というは「五節句」のような全国共通ではないそうです。地域によっては知らない方もいるかもし

          日本の伝統行事

          空飛ぶネコ

          我が家の家族として住んでいるメスの家猫。名前は「エリモ」。 去年の夏の夜、不思議な光景を目撃した。 それは「エリモ」が窓の網戸ごしに、となりの家猫と人間のような会話をしている光景。 「にゃーお」「にゃおにゃお」「にゃにゃ、にゃーご」 まるで、近所のおばちゃん達が世間話をしているような感じだった。 会話の中の相槌の打ち方も、人間のような雰囲気だった。 例えば(勝手な想像だけれども) (うちの飼い主は○○なのよ) (そおー、大変ねぇ) こんな感じかな。 「エリ

          空飛ぶネコ

          水道メーター検針と黒猫

          水道メーター検針をしていると、時にはホッとする出来事に出会うことがありす。 検針作業をしていると、雨模様の天気やクモの巣、虫、土に埋もれた水道メーター探しなど、気持ちとしては「つらいなぁ」と感じることも多々あります。 けれども、そんな気持ちを忘れさせてくれる出来事がありました。それは作業中のことです。作業をしているわたしの後について、甘えるようにまとわりついてくる一匹の黒猫がいました。近所の家で飼われている家猫なのでしょうか、人懐っこく物怖じしない雰囲気が可愛かった。毛並

          水道メーター検針と黒猫