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「表門・龍猫」(Front gate・Dragon&Cat)/個展「かくれざと」出品作#8

国昌寺の開かずの門を描いた際、門の表と裏それぞれの表情に惹かれ、両方とも描きたくなり、二点連作にしました。今年の後半は、ほとんど見沼やその周辺を足や本、ガラス絵で散策していました。思えばそれ全体が、私の制作の日々でした。

 国昌寺は、見沼代用水東縁にあります。それは日光御成道に接しています。その開かずの門の龍の彫刻は、日光東照宮の眠り猫や三猿で有名な左甚五郎作とのこと。これが歴史的事実かどうかは私は分かりませんが、この道が接している、そういう環境的な要因からの繋がりを連想させる逸話ということは確かです。

まずは表門。

「表門・龍猫」
(Front gate・Dragon&Cat)
多層ガラス絵(3層)
画面サイズ:202×253mm


龍虎もとい龍猫。


昼寝を邪魔されたのか・・・猫はどこかへ去るようです。
このフレームも非常に味わいのある複雑なカーキ色。京橋(大阪)のGORO製。
フェイクではなく、実際に研ぎ出した感じでの、若干の凹凸のある質感です。

 ストーリーは裏門に続く。

お問い合わせは福福堂まで。(伊勢丹浦和店は会期中のみ対応。)

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