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やわらかく

いかならんことも
こらえて
さりげなく
ほほえみあしらう
ひととなれかし

私の結婚が決まった時に、母方の祖母から贈られたものです。短歌なのか川柳なのか、知識不足でわかりませんが。
祖母自身が作ったのか、誰かの引用なのかもわかりません。

明治生まれで、我慢強い。
嫁ぎ先の姑、小姑からの「いびり」を受けながらの生活。

昔のドラマによくあるパターンを、実体験していた話をよく聞かされました。

自分にも人にも厳しい人だったけど、常に新しい知識を得ようとする、前向きな人でした。
自宅で和裁の先生をしていたことも、あったようです。
編み物も70代後半になってもしていた姿を、思い出します。

私の編み物好きは、ここからきているんだろうと思います。


この文章(短歌⁉️川柳⁉️)を、ふと思い出して口にしてみましたが、どこか以前ほどしっくりこない気がして、なぜなのか考えてみました。

どうも「こらえて」の部分に引っかかっているようです。
我慢して歯を食いしばり、硬くなるイメージがします。
自分は違うと思う意見にも、「こらえる」って、どうなんだろう⁉️
こらえきれなくなったら、それでも更に「こらえる」っておかしくないかな⁉️

明治生まれの祖母の時代は、きっとそうするしかなかったのかもしれない。

どんな言葉なら、今の気持ちを表せるだろう…。

いろいろ当てはめてみたところ、見つけました。今の私にしっくり来る言葉。

「うけいれる」

「うけとめる」でもなく、「うけいれる」が、どうやら今はしっくりきます。

いかならんことも
うけいれ
さりげなく
ほほえみあしらう
ひととなれかし

なかなか思うようには大人になれず、「ムカー😤」っとすることもたびたび。
いや、しょっちゅうか。

または、時間が経ってから
「あれっ?さっきのってどういうこと?」
気づくこともあり、更に
「なんですぐに気づけないの、私‼️」
のパターンもあります😨

まだまだ修行中てす。
おばあちゃん、そっちに行くまでにこの歌のような「人」に、少しでも近づきたい。

楽しみにして、みていてくださいね❣️


最後までお付き合いくださり、ありがとうございます😊❤️

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