子供の「伸びる芽」
才能を伸ばすには、まずは「芽🌱」を摘まないことを教わりました。
子供が興味を持ったものを否定しないこと。
我が子は道端の苔に興味を持ったことがありました。苔の種類はわからないけど、ビロードのような手触りの、もこもこしたやつ。
散歩の時はしゃがんで、ジーッと見ていました。
ちょっと考えたら、ワンちゃんが散歩中にマーキングしたかもしれない場所ですよね。
やめて〜、触らないで〜。
そこで、ある講演会の話を思い出しました。
保育園の先生が子供達と散歩に出かけた時の話でした。
いつも拾った木の棒を持って、散歩の列の一番後ろ。ワンちゃん🐶ねこちゃん🐱あるいは鳥の排泄物を突っつきながら歩く子がいました。
その先生は「汚いからやめなさい」とは言わなかったそうです。
どうしてそんな事をするのか、気になってはいたものの、何か理由があるかもと思っていたそうです。
ある日、大きくなったその子に再開した時、
「責めたり、やめさせたりしなくて良かった」
と、思ったそうです。
彼は動物の排泄物を突いて、固かったり柔らかかったりするのがどうしてなのか。それが不思議で、今獣医を目指して勉強中だと話してくれたそうです。
「『汚いからやめなさい』
その一言を言っていたら、獣医を目指さなかったかもしれない。
「伸びる芽」はどこにあるかわからない。」
苔を見る我が子を後ろから見た時、その事を思い出しました。
私もしゃがんで一緒に見てみると、苔といってもいろんな種類がありました。
我が子が好んで見ていたのは、ビロードのような種類の苔。
今や、苔を見るツアーもあるとか。
我が子は植物に関係ある仕事に就いたわけではありませんが、私が一時期「苔玉」にハマったのは、そのせいかもしれません。
3年くらい前「苔玉作ったよ」と、その子から連絡をもらいました。
どこかではまた、つながるのでしょうか。
どの「芽🌱」が伸びるのかはわからないけど、たくさんある方が楽しそうだな、と私は思っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました😊❤️
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