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「君の声が聴きたい」
図書館で、目が合った本
「NHK『君の声が聴きたい』プロジェクト」が編集した本です📕
主に10代の若者からの声を集めたのだそうです。
「もしひとつだけ願いが叶うとしたら、あなたは何を願いますか?」
「大人や社会に対して、言いたいこと、お願いしたいこと、こうしてほしいということはありますか?」
この2つの質問に、たくさんの「聞いてほしいこと」が集まりました。
まだ途中ですが、読んでみて感じたのは、私もその年齢では、同じことを感じていたということです。
10代の多感な時期に、大人の狡さ、汚さをみて、「大人になりたくない❗️」と感じていた事を思い出しました。
学校、友達、家族、世の中の理不尽な事に納得がいかず、母からも
「サボテンみたいにトゲトゲしい」と当時は言われました。
大人になるとは、どんな意味があるのでしょうか。
年齢は確実に重ねてきたけど、上手く誤魔化す技術を身につけただけではなかったか…。
自分が言われて嫌だと思った言葉を、後からの世代になげかけている自分に、がっかりしました。
「今の若い人は」
いつの時代でも、私の若い頃も言われ、嫌だと思った言葉です。
誰もが若い時があるのに、たくさんの辛い思いや失敗をしているはずなのに、それを許さない社会になっているとしたら、大人はそんなに偉いのかな⁉️
たくさんの失敗を許してもらって、今の自分があるという事を忘れていないだろうか⁉️
少なくとも私は、たくさんの失敗と、たくさんの迷惑をかけ、周りの人にカバーしてもらっての今です。
決して自分の力で乗り越えた訳ではありません。
ならば、後に続く人の失敗を責める資格があるのだろうか⁉️
このタイトルと全く同じタイトルの下書きが、私にはありました。
自分が受けた恩を、後から来る人に送る(贈る)という意味だと私は解釈しています。
祖母からもらった言葉を思い出しました。
「親孝行なんて土台無理。自分が受けた恩は、次の世代に送る。それで良い」
親になって思うのは、子供がやりたい事をして、悩みながらも生きていてくれる事だけで良いという事です。
ファミサポで他孫ちゃんと接すると、強く思うのです。
「この子達が生きていく世界が、どうか今より生きやすい世界であってほしい‼️」
若い時に味わったはずの、さまざまな思いを忘れてしまっている自分に、悲しくなると同時に、私ができる事で「恩送り」したい、しなければ申し訳ないと思いました。
私が過ごしたあの頃とは比べ物にならないほど、今の10代、20代は過酷なのかもしれません。
そんな社会を使った一人として、何ができるのかを考えさせてくれる本です。
残りもしっかりと、読ませていただきます🙇♀️
最後まで読んでくださり、ありがとうございます🙇♀️❤️
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