【抜毛症】女性の抜け毛の原因と治療法は男性とはちがう?!
女性の抜け毛の原因は、女性ホルモンの乱れか!?
ぷよー。('ω')
汗かき薬剤師のSaitorioです。
今回は、前回の男性型脱毛症に引き続き女性の脱毛について
治療ガイドラインを参考に調べてきましたのでご参考ください。
女性型脱毛症の概論
女性型脱毛症…女性の抜け毛による毛髪量の減少は、男性と異なり,
頭頂部の比較的広い範囲の頭髪が薄くなるケースがある。
発症時期についても男性とは異なり,更年期に多発するようになる。
また後述する男性ホルモン依存性では病態が説明できない場合も有り,
現在では男性型脱毛症より「女性型脱毛症(female pattern hair loss)」
という病名を用いることが国際的にも多くなってきている。
注意が必要なのは、女性型脱毛症においては、慢性休止期脱毛、膠原病や
慢性甲状腺炎などの全身性疾患に伴う脱毛、貧血、急激なダイエット、その他の
消耗性疾患などに伴う脱毛、治療としてのホルモン補充療法や
薬剤による脱毛などは一時的な脱毛になるので女性型脱毛症ではないです。
治療推奨度の分類一覧
フィナステリドの内服は有用か? D
デュタステリドの内服は有用か? D
ミノキシジルの外用は有用か? A
植毛術は有用か? 自毛植毛術はC1
人工毛植毛術はD
LEDおよび低出力レーザー照射は有用か? B
アデノシンの外用は有用か?C1
カルプロニウム塩化物の外用は有用か? C1
t-フラバノンの外用は有用か? C1
サイトプリンおよびペンタデカンの外用は有用か? C1
ケトコナゾールの外用は有用か? C1
かつらの着用は有用か? C1
ビマトプロストおよびラタノプロストの外用は有用か? C2
成長因子導入および細胞移植療法は有用か? C2
ミノキシジルの内服は有用か? D
A.行うよう強く勧める B.行うよう勧める C1.行ってもよい
C2.行わないほうがよい D.行うべきではない
A→B→C1→C2→Dの順番に治療効果に科学的に根拠があり、
ガイドライン上で推奨されてる。
ご覧の通り、治療ガイドラインでは男性型脱毛症とは違い男性ホルモンが
関与しないのでフィナステリド、デュタステリドの内服はD判定の
行うべきでないとされ、女性型脱毛症ではミノキシジルの外用とLEDおよび
低出力レーザー照射が有効であることがわかる。
こう見ると男女の脱毛とわずミノキシジルが有効ですね。
発毛に関して簡単に言ってますが、少なくとも目に見える実感まで時間が
掛かる上、経済的負担と根気が必要です。
なのでまずは、お近くのAGA専門のクリニック、
病院に受診することをおススメします。
そこでは、今のご自身の頭皮の状態や薬の効果の感受性に
ついて検査して頂けるからです。
やみくもに自己流で、サプリや輸入代理店を利用して
医薬品を買って飲むとかはリスクがある行為はおすすめしません。
まとめ
・女性型脱毛症は、男性型と違い,頭頂部に広い範囲の頭髪が薄くなる。
・発症時期は,更年期に多発するようになる。
・男性ホルモンとは関係性が説明できない場合があるのでフィナステリド、
デュタステリドの内服は効果が期待できない。
・ミノキシジルの外用とLEDおよび低出力レーザー照射が有効
以上です。次回は各治療方法を詳しく掘り下げていきますので
そちらもご参考ください。
実際の治療に関しては、
担当医師と相談の上勧めて行くことを推奨してます。
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(日本皮膚科学会ガイドライン:
男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版)
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