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【耳の悩み】難聴やうるさい「耳鳴り」の治し方|音響療法(補聴器)

・耳鳴専門医が在籍する耳鼻咽喉科のある病院へ受診。
・耳鳴は約2割の人で発症し、根治できる治療法が確立してない。
・薬物療法よりも、補聴器やサウンドジェネレーターなどを用いる「音響療法」の方がエビデンスが高い。

こんちゃ(*'▽')さいとりおです!

今回は、高齢者に多い『難聴やうるさい「耳鳴り」の治し方』についてガイドラインを参考にしながら解説します。

というのも、9/20は敬老の日ということで、おじいちゃんやおばあちゃんの健康を気遣うではないかというテーマで記事を作成しました。

なので、もしあなた自身や周りで耳鳴りに困ってる人がおられるなら、是非今回の内容を教えてあげてください。

お役立てると思います!!

耳鳴りとは

まずは、耳の悩みである「耳鳴り」について、どのような症状かご存知だろうか?

耳鳴とは『外部からの音刺激がないにもかかわらず音を感じること』と定義されています。

では、どのくらいの人が耳鳴りに悩まされているのか?耳鳴の罹患率は、約15~20%だと言われています。大体、2割くらいいるとそんな感じ。

問題点は、耳鳴りを根治できる治療法が確立してないこと。それ故に、耳鳴りの改善を求め、あらゆる病院に受診する『ドクターショッピング』を行う。

さらに、耳鳴りの症状が重症化すると、『うつ・不安・不眠など』の精神症状を伴うことが多くなり、耳鳴治療を複雑にしている。

■ポイント
耳鳴は約2割の人で発症し、根治できる治療法が確立してない。

治療法

耳鳴りに対する治療方法としては、大きく分けて4つある。

・耳鳴の教育的カウンセリング(説明)
・薬物療法
・音響療法
・認知行動療法

臨床の現場で耳鳴の治療法として一般的に主流なのは、「薬物療法」。耳鼻咽喉科のある病院へ受診されると、薬を出される。

しかし、効果のほどはというと、「変わらない」や「ちょっとマシになった」と実際に患者さんから聞くことができる。

耳鳴診療ガイドラインでは、薬物療法はどのポジションかというと『2C : エビデンスは弱く,行うことを弱く提案もしくは条件付きで行う』とあります。

やはり、薬物療法だけの治療だと、耳鳴りの根治は難しいと考えられます。

では、より効果的な方法は無いのでしょうか?実はあります。恐らく、薬を使うよりも改善が見込めるかもしれない。

ガイドラインでは『エビデンスが強く,行うことを強く推奨する』手段として『難聴がある耳鳴に補聴器装用』『認知行動療法』の2つがある。

この記事では『難聴がある耳鳴に補聴器装用』を解説します。他の方法にも興味があれば、コメントにて教えてください。

難聴がある耳鳴に補聴器装用とは、『音響療法』のこと指してます。サウンドジェネレーターなどの外部音源を用いて、環境音を発生させる。

その効果は、部分マスキングによる効果、耳鳴によるストレスや緊張を和らげる効果などがあります。

また、難聴を伴う耳鳴場合は、補聴器を使用する。

・補聴器から音を入力することにより中枢の過活動を制御する効果。
・補聴器を通して背景雑音が入ることにより耳鳴のコントラストを少なくする効果。

そうなんです。耳鳴を治すには「補聴器」が有効的なのです。単に、耳が遠くなった高齢者がつけるアイテム。

ではなく、難聴に悩んでる人にも使用できる。

なので、病院に行ってお薬をちゃんと飲んでるけど、耳鳴りで悩んでる人がいるなら、是非この情報を伝えて欲しい。

■ポイント
薬物療法よりも、補聴器やサウンドジェネレーターなどを用いる「音響療法」の方がエビデンスが高い。

まとめ

・耳鳴専門医が在籍する耳鼻咽喉科のある病院へ受診。
・耳鳴は約2割の人で発症し、根治できる治療法が確立してない。
・薬物療法よりも、補聴器やサウンドジェネレーターなどを用いる「音響療法」の方がエビデンスが高い。

でした( ^ω^ )

最後まで見て頂きましてありがとうございます。その他健康に関する情報を発信をしてますので、そちらも是非ご覧くださいね!!

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