2022/08/01(月)
初めて行く喫茶店で、アイスコーヒーを頼んだ。誰しもが気怠く、煙たく、そして適当に過ごしているような店だった。
タバコを吸わなくなってから、匂いに敏感になってしまい、
「どうしてこんなに吸うんだろうなぁ。」
と、周りを見て思う。僕もそうだったくせに。
今日はずっと蝉が鳴いていたし、アスファルトからは湯気が出ていた。塊ごと重ねられた雲と塗りつけたような青空に向かって自転車を漕いだ。いくらスピードを出しても汗は止まらず、どこかへと避難しようとしても信号の下に影は出ていなかった。
取り急ぎ、失礼いたします。
という文面の向こうにあるその人を想像する。きっと、こんな言葉よりもずっと優しい人であってほしいからだ。
毎週の早起きは明日で一旦終わり、無記名の夏が来る。何か面白いことは、仕事はと思っていたら、月が変わってしまったのだ。
時間は過ぎる。僕はここにいるだけ。
彼女はきっと、社会の大きな流れの中で僕のことを見ている。そして、言葉にはしない気持ちを抱いて、僕に優しくしてくれている。
この夏に名前を記すために、いよいよ動く時が来たのだろう。
・・・
今日も夜が来ました。
Good night.
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