2022年の東北ツーリングを振り返る②
計画・準備編
旅の日程は、2022年8月17日〜21日。世の中のお盆休みシーズンとは若干ピークをずらして、4泊5日の休暇を確保しました。
ほとんどの社会人にとって、こんな長い休暇を取れるのは「盆と正月」の2回のみといっていいでしょう。もちろん僕にとっても非常に貴重な機会であり、日程だけでも十分に「非日常」の世界です。
しかし…。「それだけ」ではつまらないと思いました。
なんたって今回の旅へのきっかけは「青春時代を思い出すような旅がしたい」という衝動です。普通のロングツーリングとは違う、特別感のあるものにしたいのです。
そこで今回の旅は「全泊キャンプ」で行くことにしました。しかも「できるだけ格安(できれば無料)で利用できるところ」を探そうと。
もともとキャンプも好きで道具を持っているというのもあるのですが、青春時代の旅はとにかく「安く泊まる」ことが必須条件でした。であるならば、今回の旅もそうすべきだと思ったのです。
もちろん、旅費が安くなればお財布に優しいのは事実ですし「今回はとことん宿代の削減にこだわってみよう」と思い、計画を立ててみたわけです。
そして、具体的な計画は以下のようになりました。
4泊5日の宿泊費総計が1,400円という、我ながらすばらしいコストパフォーマンス。
まぁ東北までの往復には高速道路を使うので、旅費全体で考えれば学生時代の旅よりもずっと高額ですが、とはいえ宿泊費をここまでカットできたのは旅費を抑えるうえでかなり大きいといえます。
そして何より、キャンプ泊はきっと、旅を特別なものにするスパイスになってくれることでしょう。
旅の計画がまとまったら、次は装備です。
先ほども書いたとおり、キャンプ道具などは持っていたので何かを追加購入する必要はなかったのですが、心配なのは「長距離走行の準備」でした。
僕の愛車はヤマハのSR400というバイクで、エンジンは400cc空冷単気筒。単気筒ならではの鼓動感(悪く言えば振動)があるバイクなので、決して「高速道路が得意」とは言えません。
かつて300kmくらいの高速走行をしたことはあるのですが、そのときはかなりキツかったことを覚えています。何時間もアクセルを開け続けている影響で右腕~右肩のあたりはガチガチに凝りますし、走行風を全身に浴び続けるのも地味にキツい。エンジンの振動も、長時間となると相当疲労に結びついているという感覚がありました。
今回の計画では、初日(神奈川県→宮城県)は450kmくらい走る予定です。「これは何かしら対策しておかないとヤバい」と思い、たまたまヘルメットやブーツがもう買い替え時期に来ていたこともあって、装備品に関してはこの機会にいろいろと揃えました。
以下にそれらのアイテムを紹介していきます。
その他、他にもいろいろと準備をしましたが、いずれにせよこういったロングツーリングは「準備している時間も楽しい」のですよね。
旅のシーンを想像しながらいろんな道具を眺めていると、それだけで心は東北へと飛び立っていきました。
(③へ続く)
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