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2022年の東北ツーリングを振り返る①

昨年もいろいろなところにツーリングに行きましたが、その中でもっとも遠出したのが、夏の東北ツーリングでした。

ツーリングレポートを書こう書こうと思っているうちに、いつの間にか年が明けているという事態になっており、今さら感がひどいのですが…。スマホの写真をあらためて見返していると旅の思い出が次々に湧いてきて、「これはやはりnoteに書かなくては」と、ようやく重い腰を上げる決心がつきました。


…というわけで、昨年の夏を思い出しつつ、旅風景を紹介していけたらと思います(今さら書くわりにボリュームがあるので、何回かに分けます)。



「どこか遠くに行きたい」
「青春時代を思い出すような旅がしたい」

そんな思いに駆られ、東北を目指したのは2022年8月のことでした。


僕は40代後半の中年男性。世にいうアラフィフの定義に当てはまる年齢になり、「老い」を自覚することも日常風景になってきました。毎朝、鏡に映る顔を見るたびに感じるのは「いいおっさんだなぁ」という思いです(もちろん、この場合の「いい」はGOODの意味ではありません)。
髪の毛は2年ほど前に未練を断ち切って坊主にしましたし、目はピント調節機能が衰えて、近くを見るときはメガネをずらし額の上に乗せるという始末です。

僕は「老いていくこと」に関して、そこまで大きな拒否反応はありません。年を取ったら、年相応に衰えていくことは自然の摂理だと思っています。

しかし…。

「このまま、ただ老いていくだけでいいのだろうか」という思いがあるのも事実でした。「老いに抵抗はしない」なんて強がりを言っているものの、もちろん歓迎しているわけではないし、もしも若い頃に戻れるのなら、そりゃあ戻ってみたい気持ちもあります。

心の奥底に「何か満たされない気持ち」があることには気づいているけれど、それをどうしたらいいのかはわからない。

そんなモヤモヤを抱えながら日々通勤しているとき…。


新宿駅を出たときにふと見上げた空が、旅へと誘っていました。コバルトブルーの空に真っ白い雲が浮かび「東京にもこんな空があったのか」と思いました。

そして、この空はどこかで途切れているわけでもなく、どこまでも続いているということも。

新宿駅西口、小田急線の改札口を出たときに広がっていた空

この空が続く先へ行こう。
そう、若い頃にはそんな思いだけでバイクを走らせていたじゃないか。

そんな衝動から、僕の東北ツーリングは始まったのです。

(②へ続く)

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