いま作ってる曲のこと
いまともだちと曲を作ってる。
今日、ともだちにフックの歌詞を見せてもらってどんな曲にするか話しあってました。
その中で、作り手の横に立つひととして、過去の反省を活かせたことが嬉しかった話を書く。
・・・
見せてもらった歌詞は、地元から東京に出てきて内面的に変わったことを書いてて、良さそうだった。
ただ、1節だけ気にかかるところがあって、「もうすこし伝わる言葉で書いたほうがいい」と伝えた。
「君といたあの時が いつの間にか あの頃に」
という詞で、これだけじゃはっきり言って意味不明。
横で見てる人は、こうして「伝わるか、伝わらないか」って視点でいると役に立てるなぁと実感できた瞬間でした。
基本的に、作り手はじぶんの頭の中にあるものを出すことだけを考えればいいと思う。
ただ、そこで抜け落ちるのが他者の視点で、要はその結果意味不明なものが生まれる可能性が出てくる。
横で見るひとは、これをできるだけゼロにするために頑張らないといけない。
もっともいままでの自分は「作品の内容は人に伝えようとしなくていい。じぶんが言いたいことを殴り書きすればいいじゃん!」と思ってた。
でも、宇多田ヒカル、宮崎駿、松本人志など、じぶんが大好きな作家たちは、みな「どうしたら伝わるか」って視点をものすごく大事にしてることに気づいて、このままじゃダメだなと思った。
で、その反省がきょう活かされて「じぶんいい感じやん」って、ちょっと嬉しくなりました。
他の歌詞もちらほら見せてもらって、むくむくと「こうしたらいいんじゃないのかな」って妄想が湧いてきたんだけど、
冷静に考えたらそれは「おれが伝えたいこと」にすり替わってたので、あわてて口を閉じた。
その境目は冷静になってきちんと見定めないといけないなぁとまた反省しました。
いま取り組んでる卒論も、ひょっとしたらいい勉強になるかもなぁ。
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