斉藤サックス

【何を弾くかよりどんな気持ちで弾くかが大事!?】

こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。


つい最近、
かなり筋トレマスターな人から
面白い話を聞きました。

「筋トレの下手くそな
 ひょろひょろのあんちゃんに限って、
 ドヤ顔の最大重量で
 トレーニングしている。」


逆に。

「筋肉の発達した人は大抵、
 軽重量や自重で
 効率的にトレーニングしている!」

どうやらこういう傾向が
あるらしいのです。

この話を聞いて、
まっさきに僕の頭に
思い浮かんだことは

「アドリブセッション
 も全く同じだ!」

ということ。


もう自分を
出したくて出したくて
仕方がない。

自分の持っているテクや理論を
これでもか!と詰め込んで
ドヤ顔ででかい音で
プレイしてしまう人。

このタイプの人は大抵、
たいしたことありません。(笑)

逆に、周りを良く聞いて、
ここぞ!というところで
鋭いサウンドを出す人の方が、
つわもの!


またどうやら
クラシックの世界でも
同じようです。

音大の先生はかなりの確率で

「譜面どおりに弾ける
 上手い子は沢山いるけど、
 本当に歌を鳴らせる子は
 なかなかいない。」

こんなニュアンスの
言い方をする人が
とても多いです。


もちろん僕は、
理論&テクニック不必要論者
ではありません。

無いよりは、
確実にあった方がいいと
思っています。

また、楽しくできるならば、
ガンガン練習して
できるだけ沢山の理論や
テクニックを身に付けた方が
いいとも思っています。

が!

大事なのはその「使い方」。


使い古された
おやじギャグでも、
一流の芸人さんが使えば、
たちどころに笑いの渦が
巻き起こります!

要は、

「何をするか?
 よりも
 誰がどういう
 タイミングでやるのか?」

が重要!

この時僕は、いつも
「音を出す時の心持ち」
にフォーカスします。


多くの人はさびしがりです。

だからこそ
他人に認めて欲しがります。

心理学では
「自己承認欲求」
なんて言いますが、
これがクセモノ。

不思議なことに、
「俺を認めろ!」と
押しつければつけるほど
人は認めてくれません。

しかも半端に
テクや理論があったりすると、
それ自体が鼻につきます!


本心では「凄いね!」と
認めてほしくて
色々頑張ってテクや理論を
身に付けたのに、
頑張れば頑張るほど
それが裏目に出る!

こういう事が
実際にあるのです。

だからこそ
「心持ち」が大事。

結果的に物凄い
早弾きかつ
複雑な理論を
駆使したフレーズに
なったとします。

その時!


「自己顕示欲や支配欲」から
ドヤ顔のハイパーフレーズに
行きついたのか?

それとも
周りのメンバーとの
音の会話が盛り上がって、
その流れで自然と
笑顔のハイパーフレーズに
行きついたのか?

おなじフレーズを
弾いたとしても、
そのタイミング、
そして感じるものは
全く変わってきます。


一見、
体育会系な筋トレでも。
きっちりした
伝統があるクラシックでも。
もちろん、一見自由な
アドリブセッションでも。

基本は同じく
【どういう心持ちで
 やっているか!?】

これが共通して
大事なポイントなんだなぁ、
と改めて感じた、
オモシロ異業種比較でした。


ピンときた方は
是非参考にしてみてください。

今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!

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