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子どもは薄着で!!~人生の土台・健康づくり~

正司昌子先生が昔に

「育孫のすすめ」

というタイトルで
書かれた
当時の秋の号の原稿ですが
先生のご許可を得て
こちらに
掲載させていただきます。

大寒の今の時期、
昨日まで厚着だったのを
急に薄着に
と行かないまでも

これからの長い人生での
身体づくりのご参考に

来年の今ごろ
自分や家族がどんな感じに
なっているのがいいかしらと
イメージしてみていただければ
幸いです。

私もイメージしてみました。

2024年のこの時期、
寒さに強くなっていたら、
光熱費の節約になるかも!!

そしたら
節約になった資金で
ホテルオークラさんの
「特性オムレツ」が食べられる
朝食バイキングへ
行こうかしら

あるいは

神戸北野ホテルさんの
「世界一の朝食」
もいいな!! と
ニヤニヤします。

以下、
正司先生からのメッセージです。

☆・・・☆・・・☆

『可哀そうと思うのは大人の身勝手。子どもは絶対に薄着』

正司昌子

暑かった夏にも終わりを告げ、
朝夕はめっきり涼しくなりました。

都会の真ん中でも、耳をすますと、
どこからともなく虫の音が聞こえ、
秋のおとずれが感じられます。

海や山で思いっきり汗を流し、
裸になって飛び跳ねた楽しい経験を活かし、
今こそ、
冬に向けて健康づくりをする
絶好のチャンスです。

〇薄着の赤ちゃん

「雄ちゃん、今日はどうして
 そんなに厚いセーターを着ているの」

もうすぐ一歳になる雄ちゃんは、
いつも薄着で元気いっぱいの男の子です。
それがどうしたことか、
今日は様子が違うのです。

「今日はレッスンの帰りに
 おばあちゃまのところへ行くんですよ。
 それでね・・・・・」

と言って雄ちゃんのママは、
片目をつぶりイタズラっぽく笑いました。

「このセーター、主人のおかあさまが
 買って下さったので、
 それで、おばあちゃまのところへ
 行く時に、着せているんです」

雄ちゃんのママは、
「薄着実践派」なのですが、
このような形で、
いろいろな場面で、
臨機応変さを
発揮する必要があります。
そして、
このような例は
めずらしくありません。

〇赤ちゃんは意外と寒さに強い

裕一君は、
まもなく10カ月になります。
小柄で目がクリクリしていて、
いつも体が躍動しているような、
元気な赤ちゃんです。

薄着を実行していて、
真冬でも
パンツと綿ジャージの上着だけです。
靴下は、はいていません。

おばあちゃまたちも、
裕一君のママの薄着の方針には
協力的なのですが、
電車に乗る時は、
ちょっと困るそうです。

それは、
どんな困りごとかというと・・・

厚いオーバーや毛皮などを着た
乗客の方々が、
裕一君をジロジロと見て、
寒そうだとか、
可哀そうではありませんかと
声をかけてこられるのだそうです。

当の裕一君を抱っこしているママが、
オーバーに大きなスカーフなどを
巻いているので、
なおさらなのでしょう。

一度、私も、
裕一くんだちと電車に
一緒に乗ったことがあります。
私たちが会話をしていたからか、
さすがに声をかけてくる人は
いませんでしたが、
皆、
パンツからニューと裸足の足を
出した裕ちゃんを、
ジロジロと見ていました。

次の冬、
裕一くんのママは電車用に、
靴下を一足買ったそうです。
でも、裕一君は、
気持ちが悪いと言って、
すぐに脱いでしまうそうです。

〇薄着は健康にいい

薄着の効用というのは、
昔から説かれています。

皆、頭ではわかっていますが、
いざ実行をしようとすると、
やっぱり寒くて
風邪をひくんじゃあないか、
大人はぬくぬくと洋服を着ているのにと、
なんとなく可哀そうと、
なかなか踏み切れない方が多いのでは
ないでしょうか。

お母さんたちよりも
少し年をとり、
体温などの調節機能が低下してきて、
着るものでカバーしている
おばあちゃまたちは、
わが身につまされ、
見ていられないということに
なるのでしょう。

でも、それでは子どもたちの
体温の調節機能は鈍くなり、
かえって
風邪をひきやすくなってしまいます。

人間の身体は、
あたたかい時には毛穴が開き、
体温を発散させ、
冷たい空気や水にふれると毛穴を閉めて、
体温の発散を防いで、
寒さを感じにくくするものなのです。

〇一家そろって日光浴を!

おじいちゃん、
おばあちゃん、
ひいおばあちゃん、
ひいおじいちゃん・・・
だまあれたと思って、
一度、日光浴をしてみてください。

ママも、
水着にでもなって、
一緒にためしてください。

どんなに気持ちよく、
身体が軽くなり、
すっきりすることか!

ちょっとした疲れはとんでしまい、
一日中、
気分爽快です。

そのうえ、
乾布摩擦、
冷水摩擦も併用すれば、
なお、効果的です。

少々寒い日でも、
裸になって
日光浴をしたりすると、
じっとりと汗ばんできます。

ご自分達が体験なされば、
こんなにステキな
気持ちのよいことを、

絶対に、

かわいい赤ちゃん、
お孫さんに、

毎日、
してあげたくなると、
請け合います。

ぜひ、
ご自分の健康作りにも取り入れて、
今年の冬は、
一家そろって、
風邪をふきとばしてください。

これで、
おじいちゃん、
おばあちゃんも、
きっと、
赤ちゃんの薄着に、
抵抗がなくなられることでしょう。

顔は水で洗い、
お風呂上りには、
できるだけ、
水をかけてあげてください。
血行がよくなり、
ポカポカとして、
グッスリ眠れます。

ママとおばあちゃんが協力して、
赤ちゃんに、
素晴らしい0才教育を
してあげたとしても、
健康がなければ、
その能力を
発揮することができません。

それ以前に、
0才教育も、
とどこおってしまいます。

おじいちゃん、
おばあちゃん、
パパ、
ママ、
赤ちゃん、
みんなそろって、
健康的にも、知的にも、
その他そべての面において、
この秋は、
実り多いものとなりますように。

#正司昌子
#健康づくり
#子育て
#幼児教育

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