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ガンと確率

【2人に1人はガンになる!?】

国立がん研究センターがん情報サービス「累積罹患リスク(グラフデータベース)」の情報によると、生涯でガンに罹患(りかん)する確率は、男性65.5%、女性51.2%だそうです。

「やっぱり2人に1人はガンになっちゃうんだーー😱」という声が聞こえてきそうですが、様々な統計情報をみると間違いなさそうです。でも、この情報には少し注意💡が必要です。

その注意とは、

①何歳でガンになるの?
②ガンになったら死亡するの?

の2点です。

では1つずつ解説していきます✨

①何歳でガンになるの?


これには下記のようなデータがあります。

<ここ10年間でガンになる確率(男性/女性)>
20才→0.3%/0.5%
30才→0.6%/1.6%
40才→1.6%/4.2%
50才→5.2%/6.7%
60才→15.7%/10.4%
70才→31.3%/15.9%

例えば、50才の人が10年後までにガンと診断👨‍⚕️される確率は、男性が5.2%、女性が6.7%です。性別に関わらず、50才頃までは低い確率となっていることがわかります💡

また、生涯で見ると男性の方がガンになる確率が高いのですが、年齢別で見ると30代~40代では女性の方が高くなっています。この年代の女性は、乳癌や子宮頸癌のような女性特有のガンのリスクに注意が必要です。

②ガンになったら死亡するの?


<ここ10年間でガンで亡くなる確率(男性 / 女性)>
20才→ 0.0% / 0.0%
30才→ 0.1% / 0.1%
40才→ 0.3% / 0.5%
50才→ 1.3% / 1.2%
60才→ 4.4% / 2.4%
70才→ 9.5% / 4.4%

上記の通り、ガンで亡くなる確率はもっと低いと言えます。特に若年層では顕著ですね。

<まとめ>


人間は誰しも死にます。確率100%です。最終的にガンでなくなる人は、27.4%で死因の第1位です。そして、日本人の2人に1人はガンになります。
でも、若い人がガンになる確率はかなり低く、死亡する確率はさらに低い。

まずはこの事実を覚えておきましょう。

ここまで話すと「じゃあ、がん保険は不要なの❓🤔」という方がいます。

保険は、万が一に備えるものです。「確率が低いから備えはいらない」というものではなく、万が一の状況で”生活が立ち行かなくなる🙅‍♂️”ようであれば、何かしらの備えは必要かもしれません。そして、その備えも当然人によって違ってきますので、正しい情報を提供し適切なアドバイスをしてくれるプロに相談することをオススメします!


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