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愛されたのは偶像でした

以前は誰も私のことなど理解出来ないだろうと思い、表面上はニコニコ振る舞いつつも心の中では誰も受け入れずに突き放してきた。
しかし、自己開示していないのに理解して貰えないのは当たり前だと思い、少しずつ変えようと思っているがなかなか難しい。開示している振りだけ上手くなってしまうと、他人にお披露目している自分と素の自分に乖離が生じてしまいほんの少し本来の自分がこぼれ落ちただけでがっかりされてしまうことがある。
私がよく言われるのは「意外と繊細だね」とか「結構細かいこと気にするタイプなんだね」とか「もっと陽気で明るい人だと思ってた」とかそういうの。たぶんその人たちは元気で明るくて健康的な私を見てきたからだろう。
これらは継続的に偶像を見せ続けてきた私に責任があり、問題だと感じるのであれば変えるべきは私である。

自身の性別・年齢・容姿・雰囲気・キャラクターから、大体こういう振る舞い方をすれば円滑に人間関係を築くことができ、ある程度は好かれるだろうという自分の中での安泰パターンが複数あるため、所属するコミュニティや対峙する相手によって振る舞い方を変えつつ各コミュニティのどの位置に収まれば良いか考えて生きてきた。これは他の人もそうじゃないかと思う。が、やはりあまりにも差があると素の自分を出すタイミングが難しい。その上、素の自分を受け入れて欲しいという考えすら図々しいと思っているため結局ずっと同じことを繰り返している。恋愛でもそう。

ただ、その人のキャラクターとその人の考え方というのは分かりやすく紐付いていないことだってあると思う。

選ばれたのは綾鷹でした、ならぬ愛されたのは偶像でした、ってパターンが多い斉藤レジェンドでした。以上。

斉藤 レジェンド(@Saito_legend)


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