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パタゴニアのショートムービー『完全なる釣り人』を見て欲しい

こんにちは!スタジオサイタマという会社をやっていて、埼玉県の伝統工芸「和竿(竹釣竿)」の販売と発信について日々考えています。加藤です。

今回は、釣りに興味の無い人にも見てほしい、パタゴニアが出しているショートムービー『完全なる釣り人』を紹介したいと思います。

検索してもこのムービーの制作経緯などがまったく出てこないのですが、ざっくり3行で内容を述べると、

・イタリアの古老、アルトゥロ・プーニョの釣りと生き様を通じて
・ものごとの「完成」、人の「成功」、学ぶための「姿勢」とは何かを問う
・うつくしいムービー

です。

ぼく自身が渓流釣りにのめり込み始めて感じた釣りに潜む美学、釣りが人を魅了する理由が、このムービーにあるような気がしています。

「完全」とは

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アルトゥロプーニョ曰く、完全なる釣り人とは「釣り」にかける道具を自ら生み出すことができる者。

また、パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードは言います。

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完璧とは、これ以上これ以下というものがなくなり、簡素であるということ。

そして行き着く道具は限りなく簡素で合理的。
イタリアの伝統的なロッドに触れます。

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「成功」するために

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曰く、「釣れる」ということは魚からの評価の結果です。

続けて、ジャーナリストのマウロは、正しい評価を得るためにできることをこう述べます。

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好奇心を持って観察し、因果関係を理解すること。

学ぶということへの教訓

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真の観察者たれ、と。

おわりに

こういった釣りをとりまく重厚な世界観、これはもしかしたら現代の釣りシーンではあまり取り上げられていない一側面、なのかもしれません。

ですが、このイタリアで古くから行われていた釣り、その文化、価値観、そういったものが日本の釣り文化にも実は根付いています。

それを紐解き、思い出させる手段の一つとして、「和竿」があると信じており、ぼくたちの会社では和竿事業を行っています。

最後に、Youtubeの概要欄のテキストを引用しておわります。

イタリアン・アルプスに住む釣り人アルトゥロ・プーニョは、純粋なる簡潔さに秀でた、ある古代のフライフィッシングの最後の既知の実践者です。4.5メートルの手製のロッド、牡馬の尾の毛を入念に編んだライン、バイスを使わずに手で巻かれたシンプルなフライ――これがヴァルセージア流であり、イタリア北部の小さな渓流で生まれたこの簡素で美しい釣りは、遅くとも16世紀から実践されています。長老であるアルトゥロ・プーニョに導かれ、当初使われていたのと同じ素材と技術を使い、少数の愛好家によって同じ渓流で、それはいまも実践されています。それはこのうえなく基本的でかつ洗練されたものであり、この釣りを極めているのはアルトゥロ・プーニョが「完全なる釣り人」と呼ぶアングラーのみです。パタゴニアの最新映画で、アルトゥロ・プーニョは、この時を超えた技術、その不朽の達人、そして数百年前と同じ情熱と崇拝の念を抱きながらこれが実践されている特別な場所を、私たちに出会わせます。

以上です!





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