【国内版】インターネット世界での釣りクラスタの生態が少し見えてきた
こんにちは!スタジオサイタマという会社をやっていて、埼玉県の伝統工芸「和竿(竹釣竿)」の販売と発信について日々考えています。加藤です。
和竿について発信していくのにどういった手段を採用するのが良かろうか、ということで模索しています。
まずは裾野活動としてSNS運用を始めていて、運用から1ヶ月も経っていないのですが、現時点でわかったこととインサイトを述べておこうと思います。
Google Trends
過去5年間の「釣り」検索のトレンド動向を見てみました。ベンチマークとして同類のアウトドアアクティビティとして認知されていそうな「キャンプ」と比較しています。
わかったこと
・検索エンジンにおいて釣りとキャンプは拮抗あるいは釣りの方が人気
・釣りは動画需要が多い
・釣りもキャンプも人気が微増傾向
最近だとキャンプの方が人気で釣りは落ちていたりするのかなぁと思っていましたが、結構釣りは強かったです。これは意外。
仮説
SNS運用するならインスタもしくはYoutubeが良く、テキストベースのTwitterは親和性が低いのではないか。
釣りユーザーにはTwitterは親和性が低いとか仮説を持ちながらも、あまのじゃくなのでTwitterをやってます。まだ蓄積が足りないのでなんとも言えないですが、得られたインサイトざっくり話すと...
■画像付き投稿に対するエンゲージメントが異常に高い
釣り民はひたすらに写真に対してアクティブに反応してくれます。
TLを流れる釣り民の写真付きTweetを見ていると300〜500いいねとかはザラに発生していて、そのアカウントを覗きに行くとフォロワー数は数百程度だったり場合によっては数十とかいう場合もあります。どういうレバレッジの効き方しているのかが全くわからない。ビジネスクラスタのTweetとか、ぼくのアカウントの580倍以上、46.5万人のフォロワーがいる落合陽一さんだって、写真付きでそんなに伸びてません。これが普通です。
■やっぱりテキストへのエンゲージメントは低そう
Twitterの定石だと
・140字ギリギリまで書いているTweetの方がエンゲージメントが高くなる
・記事付きTweetの方がエンゲージメントが高くなる
というのが統計的に出ているのにも関わらず、釣り民には全然刺さりません。
自分の文章力とかも問題かもしれませんが、、、
と思って写真付き×文字多めでTweetしてみた結果、
自分のアカウントの写真Tweetの平均値ぐらいのいいねをもらえました。
文字は多かろうが少なかろうが関係ない、写真があるかないかが重要、といえそうです。
大本命のインスタ運用ができていないのですが、
検索のトレンドと実践者の発信量は比例しない、というのがハッシュタグから見て取れます。
Google trendsでは釣りとキャンプの画像検索は拮抗、動画検索は釣りに軍配が上がっていたのに、最上位ハッシュタグを見るとキャンプの投稿数の方が1.5倍強多いです。
「#釣り初心者」が「#キャンプ初心者」の5分の1程度しかないことを見てもキャンプよりも釣りへの参入ハードルのほうが高いのだろうなということがわかります。インスタにおける釣り民は玄人割合が多そう。
今のところこの程度の示唆しかありませんが、これからも釣り民のインターネットでの動きを観察していきたいなと思います。
以上です!
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