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木造の名古屋の学童施設

こんにちは
さいたま市学童保育の会事務局です。

7月に学童保育の政令指定都市交流会に参加しました。

毎年開催しているこの交流会、
今年は名古屋での開催でした。

私は同僚に連れられての初めての参加。

交流の最後に名古屋の保護者の皆さんが
協力して建てた施設を見学させていただきました。


木造板倉作りの施設

そもそも、市から提供された施設はプレハブだったそうです。

空調の効かない厳しい環境をどうにかしたくて
保護者が知恵を出し合い建てたのがこの施設です。


広々とした施設


室内

一部を除いて吹き抜けになっています。
児童数が増えたら天井(2階の床)を作り、
2施設にできるよう設計されています。


施設内の梁 右下の梁は集成材

通常より多くの木材を使用しているそうですが、
再利用の木材を使用する等細やかな努力をされています。


床もロッカーも壁も木製

ふんだんに木が使われることで、自然と調湿・保温性が高まり
エアコンの空調効率が格段に上がったそうです。

使い込まれたテーブル


大きなガスコンロで子ども達のおやつを提供します

実績と確信を持って、第2の新施設へ

初めての木造施設は最初から市が補助してくれるものでは
ありませんでしたので、保護者がクラウドファンディングなどの
知恵を絞って努力の末の実現でした。
(詳しくはあおぞら学童クラブのHPにて)

出来上がった施設は子ども達にとってこの上ない居場所になりました。
そして利用者数が増え、新施設へと着手し
この春新しい施設が誕生しました。


新施設 モダンな佇まい


1階


2階 カフェですか?

2階は椅子に座って宿題ができるようなスペースになっています。
保護者会もここで開催するそうです。


きれいに並んだおもちゃたち


これなら本が増えても安心


複数人が作業しても余裕のキッチン


職員スペース



掃き出し窓。縁側があるのが羨ましい

本当に驚きました。
その一言につきます。

保護者の皆さんの力が、想いが、
施設となって具現化したのです。

「ここだからできた」ではない。

もちろん、出会いやご縁が重なって
素敵な施設が実現したのだと思いますが、
他の市町村でもできると感じました。
大変なこともたくさんあったと思いますが、
夜な夜な子ども達が木造の施設で
生き生きとすごすことを想像して
ひとつずつ問題を乗り越え、この施設が
完成したのだと思います。

今回学童保育関係の方たち、
子育て中の保護者さんたち、
欲を言えば市町村の関係部署の方たちに
ぜひ見てもらいたくてnoteのアカウントを
立ち上げました。

あおぞらクラブの皆さんには、
写真を公開することをご快諾いただき
感謝申し上げます。


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