3秒・・・AIで画像生成
ぽかぽか、春の陽だまりのなかでパソコンをひらく土曜日の午後。最高だ。最高な気分だ。なにしろ先日、履いているスニーカーを変えただけで足の痛みが消えたのだから、これで気分が沈むわけがない。ありがたい。NB。
整形、リハビリ、薬局、NBのお兄さん。本当にありがとう。あの時、靴を履いて歩いたあの店内で猫目はちょっと土下座をしたい気分になった。が、むろんその感情は抑えた。こちらが良いと思ってやる行為も場合によってはマイナスになる。住みにくい世の中ですね、夏目先生。
向こう三軒両隣から果ての果てまで非常に厄介な世界ですよ、ここは。
と、いうことで!
(急な切り替え)
きょうはAIで画像生成することにいたった経緯と、そのありがたさについてお話しさせていただけばと思います!
猫目は今、ゴーストライターを目指しています。いつからというと先週あたりです。もちろんきっかけはありました。すべては彼女のおかげです。かれこれ十年来尊敬してやまない先輩の身にふりかかった現実を、ひとつの物語として書かせていただくことになったのが事の発端です。
もちろん小説も形になってきたので、こちらはそのまま作品として世に出すことを人生の目的にしていきます。
動物ライティングもむろん継続していきます。いったいどうしてこれほどにも動物に魅力を感じているのか、ここでは少し長くなってしまうので割愛しますが、とかく猫目は幼いころからあらゆる動物に心奪われております。ので、どうぞ動物関連のライティングはいつでもご相談ください。
それから、あたらしい試みとしてホームページ制作の際に発生する原稿作成のお仕事もお受けしていこうと考えています。詳しくはまた今度お話しします。
で、今回の問題は上記の2件。
ゴーストライターと小説を執筆する際にまずぶつかる課題”キャラクターのイメージ固定”についてです。
物語を完成させるのに欠かせない条件は複数あります。その中でもとりわけ重要と考えているのが以下の3つです。
・舞台
・ストーリー
・キャラクター
舞台とは世界観のことをいいます。物語における世界観の確立はことに重要で、足場(土台)がしっかりしていないと世界全体にブレが生じます。ブレが生じると世界そのものが歪み、やがてその世界はリアリティに欠け、結果として読者を世界から引き離すことになってしまいかねません(意図的な場合を除く)。
つぎにストーリー。これの展開にはいくつかの型があります。もっとも基本的なものが「起承転結」か「序破急」でしょうか。とかく昨今ではストーリー展開のおもしろさ、リズム、テンポが重要視される傾向にあります。
これは、最近の読者に時間がないことが深く関係しているのだと思います。みなさんご多忙なのですね。じっくり小説を読む時間の確保がむずかしくあられる。そのためストーリー展開やリズム、テンポはこと重要です。
で、さいごにキャラクターです。キャラクターは今いちばん大切な要素なのではないかと猫目は踏んでいます。自分もストーリーそのものよりキャラクターに惹かれることが多くあります。
キャラクターがしっかりしていて魅力的であれば、読者はそのキャラクターのファンになってくれます。さらにキャラクターから作者へと関心が向けられるケースも考えられます。
たとえば
シャーロックホームズという作中のキャラクターが好きになったから、作者であるアーサー・コナン・ドイルに興味を持つといった具合です。
古今東西の大作家さんが愛してやまないエドガー・アラン・ポーにしてみても舞台設定やストーリー展開が巧みな上、あれだけの短編でありながらもキャラクター設定は個々の作品でしっかり確立されています。
キャラクターの思考やそれによる発言、行動やこまかな動作などは、そのキャラクターのもつ特色によって変わってくるわけです。ちょうど私たち一人一人に違いと個性があるように。
キャラクター設定をおろそかにすると、物語の冒頭と中盤でのキャラクターのふるまいに差異が出るなんてことになってしまい、ひいては作品全体(世界観)に亀裂が生じてしまいます。いわば歪ですね。
ある作家さんはメインキャラクターの相関図や経歴などの設定に3か月を要し、作品は2か月で書きあげたそうです。
それくらい作品においてキャラクターの存在は重要なのです。
キャラクターを生みだすのに必要なのはまずキャラクターの容姿(身長、体重、体格)や声のトーン、しゃべり方、笑い方といった基礎。それから性格も欠かせません。ほかにも・・・
などなど・・・A4用紙びっしり書いても足りないくらいの情報が必要です(これらすべてを作品中に書く必要はありません)。
このように、ひとり(一匹)のキャラクターをつくりあげるだけでも相当の時間と労力を要します。そこへきて内面だけでなく外見も重要になってくるのですから、とことんイメージをふくらせていかないと崩れてしまうわけです。
で、絵の書けない猫目は困っていました。
頭のなかでは出来あがっているキャラクターたちも、エビングハウスの忘却曲線によって日が経つごとに忘却の一途をたどってしまう。
そこで、なにか視覚的に表現し、いつでも目に触れるようにしておきたいと考える。いちばん理想のカタチは”イラスト”です。しかし先にも述べたとおり、残念ながら猫目にイラストを描く技術はない。どうにか足掻いて無理に描いたとしても時間がかかりすぎる&それこそ後日見返したら何者かわからないといった惨事を起こす。それもかなりの確立で。
そんなことでは不安だ。
とくに長編ともなると、執筆に数か月を要するのは疑いようのない事実。
とはいえ
キャラクターの容姿は外せない要素です。そこで、猫目はこれまで妹にイラストを頼んでいました(まじでうまい)。しかし当然のことながら、妹もヒマではない。それに他人の時間を格安で搾取するというのも気が引ける。
で、今度は「ココナラ」へGOしたわけです。
が、残念。猫目の語彙力が足りず、こちらの想像を思うように伝えられないケースが多発するという問題が浮上しました。さらにイラストレーターさんによっては納品までの時間がまちまちというのも課題といえます。
何度もお直しをしていただくわけにもいかず、かといって、今からイラストを描く練習をするのは躊躇われる(それなら文章を磨きたい)。
そこで、救いの手を差しのべてくれたのがAIです。今やAIの領域は文章を超えて画像生成にまで広がっています。猫目が今回とくに注目したのは以下の3つ。
中でもとくに使い勝手が良いと感じたのはBingAIです。仕事柄、日ごろから文章作成でAIを使用するため、チャット検索、文章作成、画像生成すべてを同じ画面で操作できることに高い利便性を感じました。
下記は小説シナリオに登場する予定のキャラクターを生成してもらったものですが、その精度が目を疑うほどにすばらしい。
たとえば
つぎのようにAIにいくつか指示を与えます。パッと頭に浮かんだイメージをそのまま単語にして箇条書きでさくっと書き記してEnterキーを押す。
と、ものの3秒ほどで下記(1)の画像が生成されました。
ここに「もう少し目つきをするどく」の項目を追加すると、こうなりました。
なんてすばらしいんだ。思わず声をあげてパソコンにお礼をいった。正確にはBingAI機能にありがとうッとさけんだ。
文章はさることながら、こうした画像をも短時間でつくりあげてくれるのだから、もはや使わない手はありません。
昨今のAI使用では著作権の問題もあるので注意が必要ですが、自分の中だけで使用するものならとくに問題はないようです。猫目の場合は小説やシナリオのイメージキャラクターはあくまで作品のブレを防ぐためと、作品の世界観を保つためだけの用途で使うことがほとんどです。
いや、もう、本当に頭があがらない。
いまこそ床にひたいをすりつけて感謝の念を述べたい気分です。
これからもどうぞよろしくお願いします、AI殿。
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