思い立って、お菓子を作る。
夜勤明け。
キチンと仮眠を取ったものの、今日は眠い…。
しかし、ここで寝てしまうと、夜にぐっすり眠れない。
私が留守の間に、義理の母が庭で採れたブルーベリーをたくさん届けてくれていた。
久しぶりに、ブルーベリーマフィンを作ろう。
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私のマフィンレシピはチェロ師匠譲り。
先生宅に居候していた頃に教わった。
本場ドイツ料理をよく作る人だけれど、オヤツは何故アメリカンマフィンを作るのだ?
きっと、単に「好きだから」なのだろう。
「材料は全部用意してから作り始めなさい。必ずキッチリ計量すること。」
との教え。
バター、卵、牛乳は常温に戻すこと、だそう。
先生のお菓子作りは、まるで先生が弾くバッハのように緻密だ。
先生は最後にアーモンドクランブルをたっぷり乗せるけれど、クランブル作る手間を省いた…。そのまま焼きます。
クリームチーズをトッピングすれば良かったと、焼いた後に気づいた。
次回は乗せよう。
私が音楽を教わっているプロオケの人たち、師匠も、M先生、U先生、H先生も、なぜ皆さん食べるものがオシャレなんだろう?
ヨーロッパで音楽の勉強をすると、自然とそうなるのか?
U先生なんか、私らのオケの本番で必ず、手作りとは思えない、美しいクッキーやカヌレを差し入れてくださる。
私は本番前は食欲がなくなるので、美味しそうと思っても、手が伸びない。
本番を終えてホッとした頃には、もう売り切れているのが常だ。
そうこうしているうちに、マフィンが焼けた。
表面はサクサク、中はホロホロのホクホク。先生のレシピは、小麦粉とバターの香りが際立っておいしい。
ごちそうさまでした。
ブルーベリー、まだ残っている。
半分はヨーグルトと食べて、もう半分はジャムにしようかな。