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9月レッスン1回目:私は何を目指しているんだろう?

2代目チェロ購入後の初レッスン。

レッスン室入ってすぐに、先生に「Tさん(弦楽器工房の奥様)から昨日電話があった」と言われる。

「へ?先週も私が工房に来たって、Tさんから先生に電話あったばかりじゃないですか。」

「今回はおまえからちゃんと楽器の代金振り込まれたって報告。」

あのぅ…社会人なので、先生に言われなくとも交わした契約はちゃんと履行します…。

「Tさん、夜がまた痩せてたって心配してたよ。ちゃんと食べさせてって言われた。」

これでわかった…Tさんにとっても、私はまだ先生に養われている10代の小娘だ😓

確かに痩せた。Tさんだけでなく、最近会った人たちにも言われた。
朝ご飯はおかわりまでして食べるけれど、近頃仕事中は食べてる時間あまりないし、帰宅後は夕飯食べるよりチェロ練かnote書くか寝るかしたい。ヨーグルトだけ食べて寝ることが続いていた。

「どうせまた貧血なんだろう。うちにレバー入りカレー食べに来なさい。」

「イヤです…レバー入れないのなら食べる(TT)」
夕飯はちゃんと食べるようにします…。


「センセ、私、正式にオケの運営に携わることになりました。広報だそうです…。」

「はー、まだ定期演奏会一度しか経験してないのに運営させられるのか。おまえを辞めさせないための囲い込みだよ。」

「え?そうなんですか?」

「どこのオケも弦は不足してるから、楽団としては使える奴は囲っておきたいんだよ。
僕が最近トラ(エキストラのこと)に度々呼ばれてる郡部オケなんて、とうとうチェロがいなくなったんだよ。で、今度ドボ8弾くのに手が足りなくて、運営が方々探してたもの。」

ドヴォルザークの交響曲第8番!

「ドボ8!?弾きたい!!」

「乗りたかった?」

うん、うん!
ドヴォルザーク、大好き!!

「あー、なんだ。知らなかった。もう足りちゃったもんなぁ。じゃあ、また今度。」

えー…(TT)

「夜はとにかく発表会でちゃんと弾いてもらわないと困るよ。あと、貧血治しなさい。」

えー…(TT)


それで、レッスンは。

発表会の曲、サラバンドを弾いた後、先生はうーんと唸る。

「適当な弾き方だなぁ。無伴奏だからって、好きなように弾いていいわけではないよ。」

のっけからダメ出し😓
テンポがまず適当だ、と。
メトロノームを出されてしまった。

トリルは好きな回数かけていいわけではない、ちゃんとテンポに乗せること。

後半の初めのコード(和音)は弓をたっぷり使ってドラマチックに!

「今までよりずっとよく響く楽器なんだからさぁ、ここは大音量で弾きなさい。」

前回難しかった運指はまあまあ上手くできるようになった。なので、特に指摘はなかった。

そして、根本的な問題が…

「楽器替えてだいたい1か月か。1か月じゃまだ慣れないか…運指、指広げすぎで音が若干高めだ。前の楽器、大きかったからな。長年のクセはなかなか抜けないな…。」

それは私も感じていた。音がピッタリハマらない…。

「基本的な運指から確認した方がいいかもな。
音階練習もいいんだけど、高いポジションの移動が入った曲なんかがいいな。例えば、曲の前に昔やったドッツァウァーいくつかやるとか。」

「あ、先生、私もそれ思ってて、ドッツァ持ってきたんですよ。」

楽譜を先生に渡した。

「おー,用意いいなぁ。じゃあ、コレとかコレがいいかな。」

ペラペラページをめくって練習曲を示された。

先生の殴り書きたくさん…まだキレイなほう(^^;)

改めて眺めると、今では初見で弾ける曲も昔は苦労していたんだなぁ、としみじみ。
後ろに行くほど、先生の書き込みでまっくろだ😓

11月までには、運指慣れるようにしたい。


レッスン後とオケ練後は、自分の弾けなさがイヤになって、大抵落ち込む💧💧

ドッツァウァーやってた頃よりはマシになったとは思うけど、日々の練習ではちっとも成長を感じない。
なんなら、1年前より上手くなったとも思えない。

そんなことを思っているから、今日も「発表会終えたら、バッハ無伴奏5番やらせてほしい」と言えなかった…。

と、ここにきてふと思ってしまった。
“私はチェロで何を目指しているんだろう?”

オケでちゃんと弾けること?
弾きたい曲が弾けるようになること?

どちらもそうなりたいけど、自分基準だと、きっといつまでも達成感は味わえない気がする。

パラグライダーだと大会でまともに戦えたとか、編み物だとキレイに出来上がったとか、目に見える到達度があるけれど。

音楽の海は広いなぁ。

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