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日常雑記:居場所がない。

中1次男のことである。
彼は、クラスに自分の居場所がないと感じている。

子どもの立場から見るクラス内の居場所というと、
①仲の良い友達がいる。
②自分が所属できる仲良しグループがある。
③クラス内で何か秀でた存在として認められている。
ということではなかろうか。大雑把だが。
①〜③全部でなくとも良い。一つが支えになれば、クラスでやっていける。

次男はというと。
①は、一人だけいる。しかし、相手はとても社交的で、誰とでも仲がいい。よって、次男とのつながりが薄い。
②③はない。


担任、学年主任には、親子共に状況を相談している。
どうもクラスには発言力の強い子供たちがおり、新任4年目の若い担任は、その子たちを上手い立ち位置においてクラスをまとめることができていない様子。
担任を責めるのは酷だ。先生だって人だから、得意不得意がある。中学生くらいの子供たちが団結すると大人でも敵わないことがある。

そんなことで、とても大人しい性格の次男はクラスに居ることに苦痛すら感じる状況になった。

次男はクラスに馴染めない自分を責めて、何とか馴染もうと1年間努力をしていたようだ。しかしもう限界と話した。元気のない次男を見ていると、とても可愛そうで心が痛む。
自分から限界だと気付いて言えたのは良かった。


クラスに居場所がないなら、ほかに居場所を作れば良い。

息子の学校では、クラスに馴染めない子どもが通う、仲間づくりを目的としていない教室を置いているらしい。そこに行きたいと言う。

ただし、そこはクラスと同じ授業を受けられるようには整備されていない。各自が学習を進める。ほぼ居場所提供のみである。
学力を身に付けたいなら、子ども自ら主体的に取り組むしかない。
塾に通ってサポートを受ける必要も出てきそうだ。
次男は学習に対する意欲は高いので、どんな方法が本人に合うのか、一緒に探りたい。


また、次男は自分に自信が持てないようだ。
“コレだけは、ほかの人に負けない”と思えるものが欲しいのだそう。

それをどの分野で作っていくか。
勉強(得意教科)?スポーツ?美術系?音楽系?
次男には、やってみたいことを考えてみて、と話した。習い事をしたいならやらせてあげるよ、とも。


今のクラスは、あと数日で終わってしまう。
次年度のクラスに期待したいところだが、おそらくそんなに変化することはないだろうと思っている。

かく言う私が、高校卒業まで友達と呼べる人がいなかった。
今もほとんどいない。
子どもを持つ母なら必ずいるであろう、ママ友もいない。
次男と同じだ。

息子の居場所づくりは始まったばかり。
親子ともに模索の日々。