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#150 ピアノを弾く人なら誰でもきっと役に立つ! 【1の指】の大切なポイント

こちらのnoteは、レッスンnote 150回記念&春休み応援企画!で2022/3/20(日)まで無料公開しています!→終了しました。春休み企画は継続していますので公式LINEにてご確認ください♪

皆さま、こんにちは!

3月も半ばになり、少しずつあたたかくなってきましたね。
今月もよろしくお願いいたします!

さて、今回のnoteは第150回となります。

今回のテーマは「1の指」について。

1の指がうまく使えないなぁ
1の指のせいで、なんだかきれいに歌えないなぁ

と思われることはありませんか?

1の指はめちゃくちゃ大切なことが多い!

どんな曲でも大活躍1の指。
とっても力強くて器用な1の指。
そのくせ、扱いにくい1の指?

1の指について、きれいに、そして思い通りに弾くためのポイントをふまえて演奏すると、あなたの演奏がもっと変わるはず!

というわけで、このnoteと動画では、1の指の使い方や音色について、具体的にお話していきます。

1の指の大切さと難しさって?

1の指は日常生活においても、とても大切な役割をもっていますよね。

何かを握ったり、ひねったり…何をするにも1の指の役割は重大です。

ピアノを弾くときもそれは同じ。

・一つのパッセージを弾くときにも
・和音を弾くときにも
・スケールやアルペジオを弾くときにも

なくてはならない存在です。

そんな1の指ですが、器用なように見えて扱いにくい点も多いです。

・コントロール不足でドカンと雑な音が出たり
・他の指となめらかにつなげて歌うことが難しかったり
・1の指だけ仲間はずれ?のような異質な音が出てしまったり…
・1の指が原因で手が痛くなってきたり

など、けっこう問題を抱えることも多いですよね。

今回は、それらの問題を少しでも解決して、素敵な演奏ができるようになるために、1の指を使うときの3つのポイントをお伝えします。

ピアノで1の指を使うときの3つのポイント

どんな曲にも役立つのでぜひ実践されてくださいね!

今回お伝えする、「1の指のポイント」は以下の3つです。

①打鍵は真下に!
②細やかなコントロールを身につけよう!
③他の指との連携をとろう!

くわしくは動画内でお話しますが、ポイントを簡単にまとめておきます。

①打鍵は真下に!

1の指は2〜5の指とは異なる方向に生えているので、どうしても打鍵があいまいになりやすいです。

横〜斜め方向の打鍵になったり、第3関節だけでぴょこぴょこ動かしてしまったり。

まずは垂直に、真下におろすように空中でススス…と動かしてみてください。

このとき、肩まわりや腕をギュッと固めて、1の指先だけをキュッと動かすのはNGです。

おおらかに呼吸して、1につながる筋を一緒に伸縮させるつもりで動かしてみましょう。

注 ※実際は「真下」というキーワードだけではすべてを説明することはできないのですが、ここではシンプルにお話しています。


②細やかなコントロールを身につけよう!

次に、1の指の細かなコントロールについて、ふだんよりもっと意識を高めて実践してみましょう。

あなたはピアノ曲を弾いていて、1の指を本当に繊細にコントロールできていますか?

1の指は大胆な動きは得意ですが、こまか〜〜なコントロールがすこし苦手です。

おそらくですが、あなたが思っているよりも、もっともっと微細な動きの種類を増やしていく必要があります。

・スピード(打鍵/離鍵)…速い←→遅い
・指を動かす範囲…多い←→少ない
・鍵盤を打鍵する場所…浅い←→深い
・その他、しなりや方向、体のどの部分をどのくらい動かすか

など、無数に音の種類が作れます。

これらの細かいコントロールを意識して、

・ここではどんな音が必要か?どんな音を出したいか?
・(今、自分の音はどうなっているか?)(自分の手はどうなっているか?)
・どうコントロールすれば良いのか?
・実際にそれがうまくいったか?

と、丁寧に聴きながら練習していくことが大切です。

動画の中で、いくつかの弾き分けを具体的にお話していますので、ぜひ参考にしていただき、今弾いておられる曲に生かしていただければと思います!


③他の指との連携をとろう

3つめのポイントは、1、2つめのポイントをふまえた上で、「まわりの指とどう連携をとるか」というお話です。

上にも書いたように、1の指は他の指と比べて仲間はずれになりやすいのです。

異質な音、調和しない音をつい出してしまう、ということですね。

実際の曲は、1の指とほかの指とが、自在にひとつながりになって演奏できることが理想ですよね。

これまでお話した、1の指でついやりがちな動きや、気をつけたいポイントをふまえて、もう少し実践的にメロディや和音、多声を美しく弾くための1の指の使い方についてお話していきます。

これは実践的な内容になりますし、あらゆる曲で限りないポイントがありますので、その中の一部をコンパクトにご紹介しています。

・1-2-1 だけできれいに半音を歌ったり
・オクターブや5度の重音で調和する音を探したり
・2声を弾くときにそれぞれの指、声部の役割をよく考えて観察したり

など、動画でお話しています。

1の指の入ったトリルやトレモロでお悩みの方も、ご参考にしていただければと思います!

1の指のトレーニング方法

動画の最後には、1の指の練習方法についていくつかお話しています。

トレーニングというと運動的なイメージをもたれるかもしれませんが、

・美しい表現には何が必要か?(音程、調和、和音、響き)
・よく聴くこと
・少しの間や変化に敏感に神経を研ぎ澄ませること

などを重要視しながら、ごく簡単な練習方法をご紹介しています(やることは簡単、内容は奥深い…!)。

ぜひ実践してみていただければ幸いです!

動画はこちらから

それでは、テキストでご紹介した内容を詳しく動画で音を出しながらお話していきます。

今回は23分ほどの動画です。ごゆっくりご覧くださいませ!

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