褥瘡(床ずれ)でお困りはないですか?
こんにちは!高知採用担当の北村です。
本日は今、訪問看護ステーション高知が積極的に取り組んでいる褥瘡(床ずれ)ケアを事例も合わせて紹介したいと思います❕
褥瘡と言うより、床ずれという方が一般的になじみがあるかもしれません。褥瘡は、体のある部位が長時間圧迫されたり、摩擦が生じることにより、その部位の血流が乏しくなり、その部分の皮膚状態が悪化してしまうことです😢
健康な方は寝ている時でも、体の一部に持続的に圧力がかかると、無意識に寝返りをうつのですが、寝たきりの状態の方は自分で体位を変えることができないため、褥瘡が発生しやすいです。
褥瘡は、皮膚の表面が赤くなる程度のものから、皮膚や筋肉が壊死しポケット(穴)が開いてしまう状態のものまで様々で、ひどい場合には骨に達する程度の褥瘡が発生することがあります🦴
褥瘡の処置だけでなく、生活環境の改善や寝具の調整、ポジショニング、創部の清潔保持のためのケア介入、再発防止のための指導など多角的視点からアプローチを続けていきます💊
高知では、日本褥瘡学会に長年所属している看護師もおり、医療機関の形成外科とも連携し、治療が難しい褥瘡、手術適応な症例等にも取り組んでおります。
今回は、一時的に寝たきりの状況で褥瘡が発生してしまった70代女性の経過をご紹介致します。
ご自宅で生活をされていた方。既往歴にパーキンソン病があり、内服治療をしていたが自己判断で内服を中止したため、意識消失がおこり動けなくなり、左臀部(おしりの左外側)に褥瘡が発生、入院されました🏥
入院中も褥瘡処置が施されていましたが、本人の自宅療養の希望が強く、褥瘡の治療が必要な状態のまま退院となり、訪問看護による処置が開始となりました🏡
主治医の指示により、滲出液が多く1日2回の処置を実施、褥瘡部位の清潔保持と耐圧分散式エアマットレスの導入、ポジショニング等を行い、除圧に努めました。
その結果、褥瘡部位は大幅に改善し、10㎝×10㎝程度の大きさから、100円玉程度の大きさまで縮小しました。その後、壊死組織もなく、良好な肉芽ができ、褥瘡の傷は瘡蓋(かさぶた)の状態まで改善しました👀
褥瘡を予防するためには、皮膚の異常がないか観察をしたり、定期的な除圧が重要です。一度、悪化をしてしまうと褥瘡が治癒するまでに時間がかかったり、重度の場合には手術が必要になってしまいます。
悪化してしまう前に、ご心配なことがございましたらお気軽にセントケ高知、または最寄りの訪問看護ステーションにご相談下さい📱
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