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傷は戦うモチベーション(9月14日刊行漫画演出技法書『カタルシスプラン』外伝109)

幸福な形はわりと一律だけれど、不幸は個々のケースによって違い多種多様です。
様々な形があるから様々なドラマが生まれるのです。

それは不幸からの脱出がカタルシス(ストレスの浄化による快感)だからでしょう。
作家にとっては子供の頃の不幸さえも生涯の武器であり続け、日常の小さな傷でさえ武器となります。
だから作家は己の傷から目を逸らす必要はないんです。
不幸も苦悩も心の傷も向き合えばつらい場合もあるでしょうけれど辛いことは人に話せば楽になります。
作品にして多くの共感を得られれば、醜い傷だってちょっと誇らしい傷になるってもんです。
傷で戦えるんです!昔の自分は救えるんです。

本物のドラマを描くために本物の武器を使いましょう!それはあなたの体験から来る強い思いなのです。

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